『たびたび、旅へ』

第14話 ようこそキャンプ道具の泥沼へ! ライト・ランタン編

掲載日:2017年09月19日 タメになるショートコラム集たびたび、旅へ    

Text & Photo/NOBUWO

僕が愛用しているのはサンジェルマンの「ジェントス」シリーズ。ほとんどがドン・キホーテで購入。左のLEDランタンはアマゾンで買った中華製のもので1,000円だが、充分使える。ヘッドライトとハンディライト大は単3電池。ミニライトとLEDランタンが単4電池を使用する。

あまりにキャンプ道具の話が続くので、そろそろ担当者から「次の話題に行ってくれ」と言われそうでビクビクしているのぶをです。と言いつつ、しれっとキャンプ道具の話を続けます(汗)。今回は夜に活躍するランタンやライトについてのお話。

陽が沈むと、アウトドアではキャンプサイトや手元を見るのにランタンやライトが必要になります。

その中で、もっとも出番が多いのがヘッドライトです。正直、ランタンがなくても焚き火の明かりとヘッドライトがあればキャンプの夜は過ごせます。だからあえてランタンを持っていかないライダーもいるでしょう。

かつてのヘッドライトはすぐに玉が切れたり、バッテリーに多くの電池を使うわりに暗かったり、ボディがでかくてダサかったりと、いろいろ残念な感じでした。

しかしLEDが普及してからは、軽量小型で明るさも充分、それでいて単3電池1本で20時間以上光を放ち、おまけに価格も2,000円以下と、かなりの進化を遂げました。

もちろん、それはヘッドライトばかりではなく、電池式のランタンも同じ。これによってガスやガソリンを使うランタンはかなり減ったのが事実です。

ガスやガソリンのランタンで使う「マントル」という光る部分は、いわゆる「光る灰」なので、バイクの振動に弱く、現地でいざ点けようとすると壊れていることが多々あります。

しかし電池式のLEDランタンはその心配がなく、またテント内に持ち込んでも安心なので重宝されています。その一方で、LEDの青白い蛍光灯のような光は温かみがなく、キャンプの夜を味気ないものにしてしまうことがあります。それもあって、今でも暖かい光を発するガスランタンを愛用している人は多いことでしょう。

かくいう僕も、いまだにガスランタンを愛用しています。バーナーと同じSOTOというブランドの「G-メタルランプ STG-00」というモデルで、これは壊れやすいマントルではなく、プラチナという触媒を光らせるので、バイクの振動でも壊れません。もう10年以上愛用しているでしょうか。

このプラチナ発光は、LEDランタンと違って、温かみのあるオレンジの光だから、キャンプサイトの雰囲気もばっちりだ。このメカメカしいデザインも男心をくすぐる。

残念ながら現在は、カセットガス缶仕様は製造中止となっており、丸いアウトドアガス缶の「プラチナランタンS00-250」という機種に後継しているようです。ストーブとランタンで同じ燃料を使いたい僕としては残念です……。

現在廃盤の「G-メタルランプ STG-00」。収納するとこのとおり掌サイズでとてもコンパクト。当時定価は1万4,000円。再販を熱望!

こういった光モノは、通常のツーリングでも使うことがあります。例えばバイクにトラブルが起きて、その場で修理する状況になった際、日没まで修理が長引いたら必ず活躍しますので、ヘッドライトやハンディライト、小型LEDランタンはキャンプ以外のときも持っていたほうがいいかもしれません。

僕はヘッドライト以外に、大小のハンディライトも持つようにしています。夜に鍵穴が見えないとか、何か落とした物を探すとか、いろいろと出番はあるもんなんですよ。

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