サスペンションについて #04 コラム『カスタムの真面目な話』

『カスタムの真面目な話』

サスペンションについて #04

掲載日:2013年09月25日 記事カテゴリ タメになるショートコラム集カスタムの真面目な話   

Text/Noboru NAKANISHI ( ADVANTAGE )

今回はアドバンテージで販売しております商品のお話、リアサスペンション 『RSシリーズ』 とはどういう乗り味なの? について、構造とコンセプト(方向性)についてです。

RS シリーズは、バイクの血液とも言えるオイルの進化・進歩が最大の特徴です。性能は、各メーカーのワークス車両にも使用されているオイル SS15(スペシャルの #5 )という超低粘度に変更した事で、減衰力を高温や低温でもより安定して出せる事や、フリクションロスが 20% 以上軽減出来た事にあります。ワインディングロードで少々バンピーな路面でも、素早く対処してくれるコントロール性を持たせました。また、オイル自体が通常の #10 や #15 だと、冷えている時には動きが悪く、温度が上がれば減衰力が消えてしまうという反面が有ります。しかし今回の仕様では #5 を使用する事により、冬の寒い時期も安定した初期性能を発揮し、真夏の炎天下走行でも熱ダレする事なく高性能を維持できます。低粘度なオイルで性能を出せる、今の技術にはすごいものがあります。

次に、ライダーの姿勢を重視しています。サスペンションの性能を語るとどうしてもストローク量や減衰力に目が行きがちですが、バイクにとって一番に大事なのは乗車姿勢です。姿勢がくずれると全部がくずれてしまいますから、乗り手に合った姿勢を作り出すことが重要と考えています。日本人の平均身長や体重、体型(欧米化によりずいぶん大きくなって来ました)が変わってきているのに、現在も車両メーカーの平均的なストライクゾーンが当時と大きくは変わっていない様に見受けられます。最近は日本人も、そんなに小さくないですよね。

当社では、およそではありますが身長 180cm、体重 75kg くらいをストライクゾーンに設定しています。これらの条件を現代のサスペンションに想定すると、ノーマルのサスペンションは多少なりとも減衰力的には低いということになります。また、ほとんどのライダーはタイヤを交換する際、メーカー指定ではなくアフターマーケット製品を選びますよね? それらのタイヤは、ハイト(高さ)がノーマルに比べて低くなっています。タイヤの外径も重視して頂かないと、乗車姿勢の問題点はそこにも潜んでいるのです。そういったもろもろの要因を考慮しながら、当社では今までの経験をもとに設計し、私が考える最適な姿勢を設定しています。

製品の方向性、味付けについては、よりワインディングを楽しむことが出来てサーキットにも持ち込めるようなサスペンション、それがアドバンテージのリアサスペンション 『RSシリーズ』 です。

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