『カスタムの真面目な話』

アドバンテージ流カスタムの勧め

掲載日:2013年08月28日 タメになるショートコラム集カスタムの真面目な話    

Text/Noboru NAKANISHI ( ADVANTAGE )

さて今回は “カスタムにおける方向性とは?” を考えてみましょう。皆さんの言う “カスタム” とは、いったいどの様な姿でしょうか? フルカスタムやエンジンチューニングを想像されますでしょうか?

アドバンテージが提唱する “カスタム” とは、皆さんの希望(要望)そのものです。足つきが悪い、ブレーキレバーやクラッチレバーが遠い、そもそも車両固有のネガの改善、そのほか趣味に対する使い勝手の向上や、皆さんが安全にバイクライフを過ごせる為のご提案であったり、様々な要望に対して最も有効な情報をご提案することです。愛車と安全・快適に付き合うため、お互いが向き合い、理想の方向に自分のマシンと環境を仕上げて行く。それが、アドバンテージ流カスタムバイクライフのご提案です。

ロードレースからモトクロス、モタードと、アドバンテージは幅広くプロフェッショナルのレース活動を続けており、多くのメーカーさんやユーザーさんのご希望に沿う商品を提供しております。実はこういったレーシングマシンも “カスタム” なのです。いかにユーザーの要望に添えるのか? と言う観点では同じなんですね。基本的に我々は、ストリートとレーシングの両方に対して、絶対的な安全性能と機能性(使い易さ)、それに耐久性を重視しています。

確かにレースでチャンピオン争いをしてるようなチームやライダーからは、リスクを取っても突出した瞬間的なパフォーマンスが必要だ、という部分も必ずありますが、全てを蔑ろにするわけにはいきません。ストリートにおいてはロングライフ・ハイパフォーマンスを追求しています。今は昔と違い、レース用品が一般公道でもロングライフで、ハイパフォーマンスを発揮できる分野もかなり多くなっています。それは日本のモノ作りの安全性に対する姿勢によるところが多いのです。「安全は全てに優先する」なのです。

最近のカスタムは “見せる” という視覚的な要因を非常に多く耳にします。あるカスタムメーカーさんが教えてくれたのですが、もう “盆栽” なんですね(笑)。私はそういうユーザーさんの希望が多くなってきていることも承知してはおりますが、やはりバイクは風を切って走る乗り物です。目的が買い物や通勤、ツーリング、レース、ワインディングでコーナーリングを楽しみたい、バイクで日本を一周してみたい…いろいろありますが、何であれバイクは皆さんを乗せて走る機械です。だから快適に、何より安全に皆さんを運んでくれる相棒に仕上げていくためのカスタムが重要なんです。人間の様に着せ替えも必要だとは思いますが、機械モノとしては、機能の向上が最優先です。

これがアドバンテージからのカスタムバイクライフのご提案です。皆様はいかがでしょうか?

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