『ツーリングのつぼ』

バッテリーの充電

掲載日:2014年03月04日 タメになるショートコラム集ツーリングのつぼ    

Text/Kosuke KAWAI

この寒い季節、特に朝一番でエンジンをかけようとすると、セルモーターが「キュルキュル」という弱々しく動くことがある。私と同じく、バッテリーは寒い季節が苦手なのだ。もっと悪くなると、「カチッ」というスターターリレーの動作音しかしなくなる。そうなったらエンジンはかからず、仕事にも学校にもデートにも行けなくなってしまう。特に最近のインジェクションモデルは、バッテリーが上がらなくても、電圧が少し下がるだけでもかかりにくい傾向にあると思う。

バイクや自動車のバッテリーは走りながら充電する構造なのだが、寒い時期には、それだけでは充電が足りなくなる。バッテリーの性質上、一度あげてしまうと、再充電しても元の性能には戻らないので、あげないうちに充電するのが長持ちさせるコツだ。充電器は、ボルト数(たいてい12V)と種類(密封型や開放型など)さえ合っていれば、バイク用でも自動車用でも農機具用でも構わない。

バッテリーの充電や交換、または北海道ツーリングで飛行機に載せる時など、バッテリー端子を取り外す必要がある。その脱着には順番があるので、覚えておくと長い人生どこかで役に立つかもしれない。順番を間違えると、爆発するワケではないが、端子を外そう(付けよう)と動かした工具がフレームなどの金属に触れた際に、ショートしてヒューズが切れたりする。

バッテリー端子の外し方

マイナス端子【黒】を外してから、プラス端子【赤】を外す。

取り付け方はその逆で、プラス端子【赤】を付けてから、マイナス端子【黒】を取り付ける。とても可能性は低いが、配線の色は、車種によって異なる場合があるので注意して欲しい。ちなみに私は「あれ? どっちだっけ?」と、すぐに忘れてしまうので、バッテリー端子の脇にガムテープを貼り、そこに“外す:マイナス黒・プラス赤”などと大きく書いてある。ついでに、タイヤの空気圧は、ホイールに“1人:2.2kgf/2人:3.0kgf”などと塗料で書いてある。

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