『ウェア屋さんのひとりごと』

寒かったり、暑くなったり・・・

掲載日:2013年05月16日 タメになるショートコラム集ウェア屋さんのひとりごと    

Text/Junichi FUJIMOTO ( RS TAICHI )

全国的に天候が崩れた5月11日(土)は、岡山国際サーキットへ今年最初の走行に行ってきました。1週間前の予報だと “曇りのち雨” でちょっとブルーな気分でしたが、当日には “曇りのち晴” へと変わり、ホッとした気分でサーキットへ向かったのも束の間、現地は肌寒くシトシトと小雨が降っていました。もちろん、路面は濡れたまんま。結局この日は昼過ぎまで雨が降り、気温も上がらなかった事もあってか、最後の走行でようやく乾いた路面がチラホラ見えてきたかな? というところで終了。ちょっと残念な初走行となりましたが、翌日はうって変わって「夏かいなっ!」と思う程の暑さ…。

ここまで気温差が大きいと、その日のウェアを選びに困る事も多いと思いますが、今の時期はその日の気温に応じて、事前に2、3通りのアレンジを考えておけば、慌てること無く出かけることができますよね。例えば、暑い日ならメッシュジャケットに朝晩のことを考えて携帯用の防風ライナーと、速乾素材を使用したアンダーシャツを組み合わせておくことで、1日を快適に過ごすことができるでしょう。

ちょっと気温が低そうな日なら一般的な春物ジャケットか、オールシーズンジャケットのインナーを取り外したものに、クールライドのアンダーシャツ+コットンのTシャツを重ね着するといった具合でしょうか。念のため防風ライナーを携帯しておけば、予想外の低温にも対応できると思います。

その日によって使えるウェアが違うのは面倒ですが、快適にライディングができるということは、とっさの判断や危険回避にも影響する重要な要素なので、暑さで集中力を欠いたり、寒さで身体が縮こまってしまった状態にならない様、事前の準備はシッカリ行いましょう。また、今回の岡山国際で私が経験した様に、その場で気象条件が変化する事もありますが、お出掛けの前には行く先の情報もシッカリ収集し、快適で事故のない楽しい休日を過ごしてくださいね。

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