『ウェア屋さんのひとりごと』

アジアロードレース選手権 ~マレーシアにて~

掲載日:2013年05月09日 タメになるショートコラム集ウェア屋さんのひとりごと    

Text/Junichi FUJIMOTO ( RS TAICHI )

前回に続いてアジアロードレース選手権(以下、アジア選手権)のお話しですが、レース結果は オフィシャルサイト にアップされているので、ここでは触れない様にしておきますね。

さて、アジア選手権には日本、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、オーストラリア等のアジア諸国から選手が一堂に集まるため、会話には主に英語を使用しますが、自国の選手やスタッフ同士の会話は母国語なので、各チームのピットから色々な言語が耳に入ってきます。また、世界選手権や全日本の様に “ピリッ” とした空気感は無く、南国の選手や関係者が多いからでしょうか、今がレースウィークであることを忘れてしまいそうになる程ノンビリしていて、これもまた国内では味わうことのない、独特の雰囲気がサーキット全体を包んでいます。

1日のスケジュールを終えるとサーキットを出て夕食の時間となりますが、滞在した4日間は全て “中華料理” を戴きました。私は “雑食系” なので、行く先々の食生活に困ることは殆ど無く、今回はショッピングモールから屋台村(?)に加え、観光なら行くことは無いであろう超ローカルなお店にも行きましたが、どこも独特の味覚や雰囲気を味わうことができて大満足。マレーシアには中華料理店の看板が多く、現地の人より中国人の方が多いのでは? という所もあった程です。

現地での移動は車でしたが、時間帯によって片側3~5車線の広い高速道路を埋め尽くす様な渋滞に遭遇することもしばしば。その脇をオートバイがすり抜けて行くのは日本とあまり変わりませんが、殆どの車両は “アンダーボーン” で、これも東南アジアならではですね。それから、話には聞いていましたが、ジャケットを “前後ろ反対” に着用しているライダーが多いこと! 後ろから見るとジャケットのフロントファスナーが背中でバタついている状態で、一説では走行風をジャケットの後ろ身で防ぐことにより、有害なものが胸に直接当たらない様に…ということらしいのですが、真偽のほどはよく分かりません。

ちょっと駆け足でのお話しになりましたが、今回のマレーシアでは自分が見たことの無いレースや異国の文化を垣間見ることができ、貴重な体験になりました。今まで何度か「ツーリングを兼ねてレース観戦に!」とお話ししたこともありましたが、いっそのこと「海外旅行を兼ねたレース観戦」というのも面白そうだと思いませんか!

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