『ウェア屋さんのひとりごと』

いくら暑くても半袖はご法度!(その2)

掲載日:2012年05月31日 タメになるショートコラム集ウェア屋さんのひとりごと    

Text/Junichi FUJIMOTO ( RS TAICHI )

先週末は全国的な好天に恵まれ、各地ではたくさんのイベントが開催された様ですね。私は、レンタルバイクを使用して楽しむ耐久レース、“レン耐” のブース出店とチョット参戦も交え、近畿スポーツランド(京都府)で休日を過ごしていました。この “レン耐” は、ノーマルの HONDA Ape を使用するワンメイクレースですが、装具さえ持って行けば手軽に仲間と “耐久レースごっこ” を楽しむことができるんです。「いや、レザースーツなんか持ってないし…」という方にはレンタルスーツも用意しているので、興味があれば オフィシャルサイト にアクセスしてみてはいかがでしょう?

さてさて、前回は私の痛~いお話から始まり、途中から少し横道に逸れてしまった感じがあるので、軌道修正して本題に触れていきましょう。軽装でライディングしている人の多くは「自分は大丈夫だ!」と思っているかどうかについては何とも言えませんが、高いライディング技術を持った方でも “万が一” は充分に考えられます。ましてそこまでに満たない普通? のライダーや、乗り始めたばかりの初心者であれば、その確率がさらに高まるのはお分かりですよね。

アスファルトの路面をじっくり手で触ってみると改めてゾッとしますが、素肌がむき出しの状態で転倒し、時速数十キロの速度で叩きつけられたり転げ回ってしまえば、ごっついヤスリで削られる様な状況になるのは容易に想像できます。そんな痛~いダメージを少しでも少なくする為に、最低限でも長袖のジャケットを、更にできることなら肩や肘にプロテクターを装備したジャケットを着用するだけで、痛い思いの度合いは雲泥の差になると言って間違いありません。

アスファルトから受けるダメージは決して小さくありません。前回の冒頭で “若気の至り” についてお話しをしましたが、私が負った傷は当時数カ所を縫う程に深い傷で、20年以上経った今でも傷跡がシッカリ残っています。「暑いから長袖はイヤやなぁ…」と思うのであれば、通気性の高いメッシュタイプのライディングジャケットもあるので、今からでも“万が一”に備えて欲しいと思います。

ま、日頃から事故の無い様、スピードや周囲の状況に気を配りながらライディングするのは言うまでもありませんよね。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索