『バイク乗りの勘所』

今年1年間の感謝の気持ちを込めて

掲載日:2011年12月26日 タメになるショートコラム集バイク乗りの勘所    

Text/Nobuya YOSHIMURA

タメコラのひとつとしてモト・ライドの中に連載してきた私のショートコラム “バイク乗りの勘所” は、今年はこれが最後。4月18日に始まって以来、これで34回目となる。この間、月曜祝日の “予定不更新” を除き、一度も休まず連載できたのは、たびたび締め切りを過ぎても辛抱強く待ってくださった編集の方と、お読みくださった読者の方々のおかげとしか言いようがない。ありがとうございます。1年間、お世話になりました。

前回までの33本で、最も人気が高かったのは、8月22日の “高速道路渋滞時の二輪車路肩走行を解禁せよ” のようである。“グー!!” の数が、これだけ突出して21というのは、やはり、多くの読者の方が関心を持ち、現状に不満を抱いているからだと思う。実際に取り締まりに遭ったとき、緊急避難を理由に処罰を免除される保証はないが、主張してみる価値はある。緊急避難の要件を満たすかどうかが争点となろう。

意外だったのは、8月8日の “ツーリングチューンが、あってもいい” の高得点だ。ふだん自分が思っていることを書いただけなのに、同じ考えの方がいるとわかって心強く感じている。パーツメーカーやショップがツーリングチューンに取り組み、バイクの新しい楽しみ方を提案してくれれば、バイク、ライダー、ツーリングなどを取り巻く社会的環境が少しは居心地よくなるのではないかと考えている。

もとがレースのメカニックだから、もっと深いメカの話を期待された方には申しわけないが、学生時代は(一瞬だけ)法律家を志したり、アルバイトで某メーカーの安全運転指導員をしたりしていた経歴と、その後四半世紀以上にわたるツーリングライダーとしての経験が、上に挙げた2つに代表されるコラムの元になっている。もっと、頭の痛くなるようなメカの話は “XJ900” で検索トップに出てくる私のHPにてお楽しみいただきたい。

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