『2014 鈴鹿8時間耐久ロードレース』

掲載日:2014年08月06日 フォトTOPICS    

取材・撮影・文/安藤 正和(Office25)

波乱のレースも終わってみれば昨年と同じ、1位『MuSASHi RT HARC PRO』、2位『ヨシムラ スズキ シェルアドバンス レーシング チーム』、3位『Team KAGAYAMA & Verity』という結果に。

『MuSASHi RT HARC-PRO』が波乱のレースを制し
2年連続の優勝!

今年で37回目を迎えた『鈴鹿8時間耐久ロードレース』(以降8耐)が、鈴鹿サーキット国際レーシングコースで開催されました。真夏の祭典に全国から集まったロードレースファンは6万2,000人。スタート直前の降雨によるディレイ、およそ7時間に短縮された耐久レースとなって、70台のマシンが19時30分のチェッカーを目指してスタートを切りました。

ホールショットを決めたのはゼッケン17『Team KAGAYAMA & Verity』のドミニク=エガーター選手。注目の『ヨシムラ シェルアドバンス レーシング チーム』は、ポールポジションスタートの津田選手が3番手、レジェンドチームの青木宣篤選手が9番手で1コーナーへ進入。しかし6周目の130Rで、前を行く津田選手のインに入った青木選手がコースアウト転倒。そのまま負傷リタイヤとなり、なんとヨシムラレジェンドチームの8耐はここで終了に。また、107ラップ目の130Rでは、トップを独走していた『F.C.C.TSR HONDA』の秋吉耕祐選手が転倒。トップは『MuSASHi RT HARC-PRO』となり、そのまま真夏の7時間を走り切り、2年連続トップでチェッカー。ヨシムラは2年連続の2位で、またしても悔しい結果となりました。

フォトTOPICS(写真点数/29枚)

01ドライコンディションでウォームアップがスタート。

02スタート直前の降雨のため、定刻から1時間5分遅れて、6時間55分の耐久レースがスタート。

03ホールショットを奪ったのは『Team KAGAYAMA & Verity』のドミニク=エガーター選手。しかしレインコンディションを得意とする『F.C.C.TSR HONDA』の秋吉耕祐選手が、序盤でトップに立ち独走態勢。

04今回の8耐で最も健闘したライダーのひとり、『Honda 鈴鹿レーシングチーム』の日浦大治朗選手。予選で2分9秒277(8番手)、2分8秒976と8秒台を記録。決勝では、名門ヨシムラとバトルを繰り広げ、観客を魅了しました。

05ライダーチェンジ、給油、タイヤ交換は耐久レースならではの光景。『Team GREEN』のライダーは藤原克昭選手から柳川明選手へ。

06『F.C.C.TSR HONDA』のライダーは秋吉耕祐選手からジョナサン=レイ選手へ。

07今年は電子サスペンション『DDC』を搭載したBMW Motorrad HP4で8耐に挑戦したゼッケン135『Team Tras 135HP』の寺本幸司選手。

08『Team GREEN』渡辺一樹選手。降雨のためライトオン走行。

09107ラップ目の130Rでトップを独走していた『F.C.C.TSR HONDA』の秋吉耕祐選手が激しく転倒。ドクターヘリで病院へ。

10転倒した秋吉選手に代わり、急遽決勝参戦となったロレンツォ=ザネッティ選手。

11『TSR』の脱落でトップに立った『MuSASHi RT HARC-PRO』のマイケル=ファン=デル=マーク選手。

12度重なる転倒で4回も導入されたセーフティーカー。

13栄光のチェッカーは6時間55分を完走したすべてのライダーたちに。

14見事8耐2連覇を飾った『MuSASHi RT HARC-PRO』の高橋巧選手。

15『Honda DREAM RT 和歌山』キャンペーンガールのみなさん。

16『ヤマハ レーシングレディ』の長谷川まゆさん。

17『EVA 初号機 シナジーフォース トリックスター』の人気企画“パドックツアー”は、応援席も2年連続SOLD OUT。

18今年の前夜祭は、60周年の『ヨシムラ』スペシャル。

19ヨシムラのピット。時計の針は11時10分。全ては決勝のために。

20『魔法の右手』と呼ばれたケビン=シュワンツ選手のブレーキングその①
マシン直立の状態でリアに体重移動。荷重をかけガツンとブレーキング、そしてまったくと言っていいほどブレーキを引きずらず、スパッと緩めるブレーキレバー。

21『魔法の右手』と呼ばれたケビン=シュワンツ選手のブレーキングその②
ブレーキレバーに掛ける指は人さし指の1本掛け。ほぼリリース状態でセルフステアリングに任せながらマシンを倒し込む。

22『魔法の右手』と呼ばれたケビン=シュワンツ選手のブレーキングその③
フルバンクまでの倒し込みが早く、アクセル開度はパーシャル状態で舵角をつけてクイックに旋回。

23伝説のGPライダー、'93年度WGP500ccクラスチャンピオンのケビン=シュワンツ選手。

24水煙を巻き上げて疾走する『Team GREEN』の柳川明選手。

25『デグナーカーブ』立ち上がりでマシンを立て直す柳川選手。

26ピットでタイミングモニターを見つめる柳川明選手。

27『デグナーカーブ』を旋回するジョシュ=ウォーターズ選手。

28『ダンロップコーナー』を旋回する『Team KAGAYAMA & Verity』芳賀紀行選手。

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