ニューモデル速報『ヴィクトリー』 2013モデル発表

掲載日：2013年06月21日フォトTOPICS

取材・文／佐川健太郎　　写真／MOTOCOM　　取材協力／株式会社ホワイトハウス

『ヴィクトリー』 2013モデルフルラインナップ

モダン・アメリカン・モーターサイクルの雄
『ヴィクトリー』が日本に本格上陸

2013年６月７日、モダン・アメリカン・モーターサイクル『ヴィクトリー』のプレス向け試乗会が開催されました。ヴィクトリーは米・アイオワ州スピリット・レイクにて1998年に誕生した米国産モーターサイクルで、製造元はスノーモービルや ATV などで有名な『ポラリス社』です。日本では今まであまり知られていませんでしたが、米国においてはクルーザーカテゴリーでハーレーに次ぐ２番手の市場シェアを獲得するなど急成長しているブランドです。日本では『ホワイトハウス』が本格的に導入を開始することになり、2013モデルが一堂に披露されました。

ヴィクトリーのコンセプトは “目新しさ・モダンさ” と “アメリカン（アメリカ製）” であること。同じアメリカ生まれのハーレーが伝統的なスタイルを重んじるのに対し、ヴィクトリーはデザインを含めた “新しさ” や “走りの性能” で勝負を挑んでいると言えます。

エンジンは全モデル共通の排気量 106ci（キュービックインチ）＝ 1,731cc の空油冷４ストローク SOHC ４バルブ50°Vツインです。エンジンを強度メンバーとしたアルミダイキャストフレームに搭載することで、超大柄な車格に似合わぬ軽快なハンドリングがウリとなっています。モデルレンジとしては “クルーザー”、“バガー”、“ツーリング”、の３つのカテゴリーに大別され、それぞれ個性的なスタイリングと機能性を持たせている点が特徴です。

ヴィクトリーが強調する５つのメリットとしては、“エンジンパフォーマンス”、“快適性”、“ストレージ(収納性)”、“信頼性”、“ハンドリング” などを挙げています。また、バガーやツーリング系モデルには ABS が標準装備され、上級バージョンには加えて前後連動ブレーキシステムが採用されている点も新しさを感じます。

とにかくデカいエンジンとバルキーな目立つボディ、それに『Playboy』のモデルを使ったエロいビジュアル展開など、まさにアメリカの香りムンムンのモーターサイクルブランドです。

気になる価格ですが、ベーシックなクルーザー『VEGAS 8-BALL』の149万5,000円から、最高級バージョンの『CORY NESS CROSS COUNTRY TOUR』の329万円と、同クラスのライバルを見据えた戦略価格になっています。

ヴィクトリーの試乗インプレッションは近日中に掲載を予定していますので、どうぞお楽しみに！