最新モデル試乗速報 スズキ ST250 Eタイプ

掲載日:2011年03月15日 フォトTOPICS    

取材・文・撮影/淺倉恵介  取材協力/(株)スズキ二輪

スタイリング上で大きなアクセントとなっている大径の砲弾型ヘッドライトケースはメッキ仕上げ。砲弾型ウィンカーボディにもメッキ処理が施されている。

百花繚乱の250クラスを生き抜く
伝統のシングルクォーターの実力

スズキ ST250 Eタイプは、ヴィンテージモーターサイクルの香りを漂わせるシングルロードスポーツだ。ネーミングにある「Eタイプ」とは、元々はハイグレードモデルであることを意味している。手間のかかった、凝った塗装を施された燃料タンクやメッキパーツの多用など、なかなかの質感の高さを見せている。

お手頃なプライスや親しみやすい車格など、手軽さが身上の250cc(クォーター)クラスはコミューターとして、またエントリーモデルとして常に確実なニーズがある。燃費や耐久性など、実用面でも高いレベルの完成度を求められるため、メーカーとしては決して力の抜けない、重要なカテゴリーとなっている。スズキのモデルラインナップ中、このモデルは250ccクラス唯一の純然たるロードバイクだ。その重要度を考えれば、開発に注ぎ込まれたエネルギーも想像がつくだろう。

ST250 Eタイプはいったいどんなキャラクターを持っているのか? じっくりと走り込んだインプレッションに先がけ、車体の詳細な特徴を写真でお届けしよう。

フォトTOPICS(写真点数/11枚)

01シンプルな単眼式スピードメーター。メーターパネル内にハイビーム、ウィンカー、F.I. 警告のインジケーターを備え、ギアニュートラルと燃料警告灯はメーターステー上に設置。

02燃料タンクの容量は12Lを確保。低燃費エンジンとの組み合わせで長い航続距離を実現する。グラデーションにピンストライプと、凝ったペイントも魅力。

03メッキシリンダーなど最新技術を投入した空冷SOHC2バルブエンジンは最高出力19PSを発揮。吸気にはフューエルインジェクションを採用する。

04マフラーは高品質なクロームメッキ仕上げ。メガホンタイプのサイレンサーは、単気筒らしい歯切れの良いサウンドを奏でる。三元触媒を装備し、環境問題にも配慮。

05リアサスペンションにはコンベンショナルなツインショックを採用。ショックユニットは倒立式で、プリロードはライダーに合わせて3段階のアジャストが可能。

06フロントブレーキはトキコ製片押しピンスライドの2ピストンキャリパーを採用した油圧式ディスクブレーキ。ローターの肉抜きのパターンがユニーク。

07リアブレーキは車体のデザインに良く馴染む、オーソドックスな機械式ドラムブレーキを装備。制動力は充分なレベルを確保している。

08ステップはクラシカルなラバータイプで可倒式を採用。ステップ位置はかなり前方にマウントされる。タンデムステップはディティールにこだわった円筒形。

09クラシカルな雰囲気を演出するセパレートタイプのシートを採用。一体型と異なり、コストがかけられた開発陣のこだわりの部分。

10テールランプはリアフェンダー上に金属製のステーを介してマウント。シートレールはヴィンテージバイクを想わせるループ形状を採用する。

11車体左のサイドカバー後ろにヘルメットホルダーを装備。もちろん、イグニッション(メイン)キーで開閉可能。ファッション性だけでなく、しっかりと実用性を考えた装備だ。

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