最新モデル試乗速報 ヤマハ YZF-R6

掲載日:2009年10月06日 フォトTOPICS    

撮影/磯部 孝夫  試乗/バイクブロス×マガジンズ編集部 ナベ

シャープなデザインはハンドリングを象徴しているかのよう。コンパクトだが存在感のある車体。

先鋭化が進むミドルクラスSSは
本当に「使い切れる」存在なのか

スーパースポーツを試乗するときは、どんなモデルであれ一種の緊張感を伴う。このカテゴリは技術の粋を集めた各メーカーの最高スペック・マシンがしのぎを削る激戦区であり、それは今も昔も変わらない。そう感じているからだ。しかし、何を隠そう600ccのいわゆるミドルクラス・スーパースポーツを試乗したのは今回が初めてのこと。「ハンドリングやマシンの挙動の鋭さは、リッターマシンの比ではない」。そう聞かされてはいたものの、排気量は3/5。今回ばかりは少々気が楽だと感じていたのだが…。最初から結論めいたことを書いてしまうが、YZF-R6の試乗の先には、リッタースーパースポーツに勝るとも劣らない超刺激的な世界が待っていたのだ。リッター換算200馬力オーバーの高回転・高出力型のエンジンを、ヤマハお得意のデルタボックスフレームに搭載。YCC-IやYCC-Tなど、YZF-R1と同等のハイテクで武装したミドルクラス・スーパースポーツのインプレッションをお届けしよう。

フォトTOPICS(写真点数/11枚)

01芸術的なフロントマスク。エアインテークの内側にはルーバーが設けられる。

02低くコンパクトなウインドシールド。スポーツ走行で初めてその真価が発揮される。

03カウルにエンジンを押し込んだというべきか、エンジンにカウルがまとわりついているというべきか。何れにしてもクリアランスはギリギリだ。

04キーをオンにすると全インジケーターが点灯し、タコメーターの針がフルスケールで作動する。白く見えるのはシフトタイミングを知らせるインジケーター。

05スパッと切り落とし方のようなテール周りはSSらしいデザイン。テールランプはLED式で抜群のレスポンスで点灯する。

06ブレンボ製のラジラルポンプマスター。この装備だけでブレーキの制動力とコントロール性がかなり変わる。

07一連のヤマハ・スポーツモデルに共通するデザインの4ポットキャリパー。抜群のストッピングパワーとコントロール性を発揮。

08フルアジャスタブルのフロントフォーク。せっかくの装備だから積極的に使いたい。1回転・1ノッチが重要な意味を持つ。

09MotoGPマシンなど、高性能バイクのフロント周りではおなじみの景色。フロントフォークのリザーバータンクには調整機構が備わる。

10タンデムをした状態でも余裕のある走りを見せる。混雑する街中から高速道路までストレスフリーだ。

11ちょっときっかけを与えるだけでパタンと寝てくれる車体。コーナーリング中も極めて安定している。

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