掲載日:2009年12月16日 プロが造るカスタム
ACF(オートカスタムフジワラ)のチューニングポリシーは『まずアシまわりと車体から』。エンジンは基本吸排気系チューン程度とする代わりにホイール(軽量)やブレーキ、前後サスペンションなどをグレードアップする(車種によってはウイークポイントとなる部分=フォークを変更したり、スイングアームの補強などを行うこともある)。
昔から「車体の勝ったマシン」は、バランス良く、速いと言われる。だが、こうしたパッケージングを採用する意義は、他のもあるようなのだ。「ウチのお客さんの場合、まずアシやって、それからツーリングやサーキットでとにかく走りまくるって人が多いんですよ。結果、上手い人が自然に多くなったというか(笑)。とくにサーキット走行を体験しているとスピードにも慣れるし、余裕も出る。その上で『このコーナーでこんな挙動が出た』とか、いろいろと話もできるので、アドバイスもしやすい。お客さんもバイク走らせるのが、より楽しくなる。ね?ええことばっかりのように聞こえるでしょ(笑)」(ACF代表・藤原さん)
これは藤原さん自身にレーシングライダーとしての経験があるからこそできることでもあるのだが、それにしても理想的な環境と言えるだろう。