ホンダ CB750F

掲載日:2009年05月13日 プロが造るカスタム    

ホンダ CB750F

心地よく乗れる
ラジアル対応AMA仕様

イヤ対応をコンセプトに、ワンオフも手がける大阪のトライハードが製作した750F。フロント18インチホイールをはじめとする足まわりにはCB1000S純正部品を用いるだけでなく、同店のオリジナルパーツ開発も兼ねたSF純正流用ステムキット(オフセット40mm/ピッチ192mm=FC純正に同数値)を導入している。

フレームの補強はピボット、リヤサスマウント部など6ヵ所のみとなっているが、これは適度なしなりを狙ったもの、と同店代表の須郷さん。また「SFのスイングアームだとスタンダード比で軸距は50mm長くなる。その分をオフセットでバランスをとって旋回性が上がるように対応していますが、今後もう少しハイレベルでの煮詰めを行う予定です」ともいう。

不動車からの組み上げだったこともあって、電装系はリアルパワー製オリジナルハーネスをはじめ、スパークユニット(FB以降の純正対策部品を使用)以外はほぼ新品に交換。エンジンもストック排気量のままでフルオーバーホール+CRφ29mm装着程度にとどめているが、それでもイベントなどでのデモ車展示の際には、そのメカノイズの少なさは来客に驚かれるそうだ。

ほかにも、当時AMAスーパーバイクレースでCB-Fが使用していたと思われる増量オイルポンプなどのパーツを取り入れつつ、あくまでも現代で心地よく楽しめることにノウハウを注いだ仕上がりとなっている。同年代の絶版車にも言えるが、CB-F系で消耗品、特にタイヤについて現行品を使用できるメリットは大きい。各部に取り入れられた創意工夫はもちろん、今後の同店のCB-F用オリジナルパーツ開発にも注目だ。

トライハード CB750Fの詳細写真は次のページにて

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索