COLORS GPZ900R(カワサキ GPZ900R)

掲載日:2019年01月27日 プロが造るカスタム    

取材協力/COLORS
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです

COLORS GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像
COLORS GPZ900R(KAWASAKI GPZ900R)

STDの資質を尊重しながら
各部の大幅刷新を敢行

ニンジャに限らず、バイクカスタムではSTDの資質、「らしさ」をどこまで維持するかが重要なテーマになることがある。このニンジャを手がけたカラーズの田川さんにとっては、外装類の塗色とエンジンの排気量が、ニンジャらしさを維持するポイントになっているようだ。

「まず外装類に関しては、右側のロゴを逆文字にしたり、シルバーの部分にラップペイントを取り入れたり、燃料タンク上部やフロントフェンダーにゴーストでチェッカーを入れたりしていますが、パッと見の印象は純正風に見えることを意識しています。もちろん、大胆なカスタムペイントを否定するつもりではないですが、僕としては、やっぱりニンジャにはこういう配色やパターンが合っている気がするんですよ」(田川さん)

COLORS GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像

もうひとつの要素であるエンジンは、現状はSTDで、今後チューニングを予定しているけれど、ニンジャで定番になっている排気量の拡大は、田川さんとしては行う予定はないと言う。

「僕がSTDにこだわる理由は、回し切る楽しさや扱いやすさを重視しているからですが、排気量が908ccのままでも吸排気系をいじれば、ニンジャは十分なパワーが得られますからね。逆に排気量の拡大やエンジンの換装を行うと、ニンジャ本来の魅力が味わいづらくなる……と僕は感じているんです」(同)

こうした思想は同店が手がけるカスタムマシンに共通だが、だからと言って田川さんは純正に執着しているわけではない。STDの資質を尊重しながら、各車の潜在能力を引き出すのが、同店の基本姿勢なのだ。

COLORS GPZ900Rの詳細写真は次のページにて

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