マーベラスエンジニアリング GPZ900R(カワサキ GPZ900R)

掲載日:2018年12月02日 プロが造るカスタム    

取材協力/マーベラスエンジニアリング
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです

マーベラスエンジニアリング GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像
MARVELOUS ENGINEERING GPZ900R(KAWASAKI GPZ900R)

ZRXの最新型エンジンを
制御系も含めニンジャに搭載

ニンジャにZRX系エンジンを搭載するというカスタムは数多くあるが、1200DAEGのエンジン(6速/インジェクション含む)を搭載、さらに社外のビッグスロットルキットまで装着した車両というのは、おそらくこれが初めてではないだろうか。

DAEGのエンジンには数多くのセンサー類が装備されているため、移植そのものが難しく、さらに燃料系変更によって燃調セッティングの変更なども行わなければならない。カスタムとしては、かなり難易度が高い部類に入るのだ。

マーベラスエンジニアリング GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像

「エンジンを丸ごと移植するためにはハーネス、センサー類も全部なければ動きませんので、結構大変なんですよ。この車両では2012年式ZRX1200DAEGのカスタムを部品取り車にしてしまいました(笑)」

そう語るマーベラス代表・折目さん。FIはヤマモト製ビッグスロットルキット(純正φ34→46mm)で、これはミクニ製スロットルボディ、スペシャルエージェント製サブコン・ネゴシエーターなどから構成。完成後にセッティングはシャシダイ+実走できっちりと詰められている。燃料ポンプはタンク内ではなく、サブタンクをワンオフしてその中に収めてある。

「当初は『どこでも使える最新技術+旧車の融合』をテーマにテストベッド的側面も意識しつつカスタムを進めてきたんですが、DAEGの生産終了でベース車入手が難しくなってしまったのが残念です」(折目さん)

まさかの2016年、DAEG生産中止。だが、この仕様が21世紀型ニンジャの最適解、そのひとつであることは変わりないと思う。

マーベラスエンジニアリング GPZ900Rの詳細写真は次のページにて

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