GMBグリフィンモータービルド VF1000R(ホンダ VF1000R)

掲載日:2018年01月29日 プロが造るカスタム    

取材協力/GMBグリフィンモータービルド(TEL 0942-44-7764)

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2016』に掲載された内容を再編集したものです

GMBグリフィンモータービルド VF1000R(ホンダ VF1000R)のカスタム画像
GMB VF1000R(HONDA VF1000R)

ルックスと走りを
オリジナル発想で両立

GMBグリフィンモータービルド代表・小西さんは技術開発者、もっと言えば科学者のような発想でチューニングをする人である。チューニングのテクニックと理論を勉強するだけでなく、それ以外に必要と思われるものがあれば好奇心を持って調べ、しかるのちに現物(小西さんの場合はエンジンやバイクだが)と向き合う。そこから得られたフィードバックをもとに、さらに自分なりの仮説を組み立て、より効率的な方法を模索していく。他にない新しい手法が、そこから生まれることもある。

GMBグリフィンモータービルド VF1000R(ホンダ VF1000R)のカスタム画像

この車両は、VF1000RをベースとしたVF750/インターセプター改。元々はVF750F改スペンサー仕様に乗るオーナーが『VF1000Rのエンジンを積みたい』と相談に来たことが発端だった。

「ところがエンジンとフレームを採寸したところ、1000Rの方がエンジン幅が広く、エンジン換装のためにはフレームを薄くするなどの加工が必要なことが分かったんです。それでは走行性能にも悪影響が出てしまうので1000Rをインターセプター仕様にしませんか、と提案したんです」(小西さん)

車両そのものの完成度も高いが、注目すべきは(と言ってもV4なのでよく見えないが)ワンオフ製作されたマフラーで、これはコニカルヘッダーを採用した凝った作りとなる。

「前後バンクのエキゾーストパイプが等長になるのが理想ですが、リアバンク側は取り回し上どうしても等長にならない。そこで排気の周波数をフロントバンク側の1/2で合わせました。試した限りでは、これが等長に最も近い効果が出るんですよ」(同)

また、バイクは整備と注油が不可欠とも小西さん。この車両にもその双方が行われているのは当然である。

GMBグリフィンモータービルド VF1000Rの詳細写真は次のページにて

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