単車工房モトジャンキー CBX(ホンダ CBX)

掲載日:2017年05月08日 プロが造るカスタム    

取材協力/単車工房モトジャンキー

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです

単車工房モトジャンキー CBX(ホンダ CBX)のカスタム画像
MOTO JUNKIE CBX(HONDA CBX)

現代FI車並みのスムーズさを
希少プロリンク版に注ぎ込む

「お客さんが関東へノーマル車を買いに行くのに付いていったんです。見たら即決で、そこから九州へ帰るまで十何時間、ああしよう、こうしようって、ずっとカスタム談義(笑)。そこで仕様が決まったんですよ」とモトジャンキーの中尾さん。ベースは並列6気筒のCBX。中でも希少なC(1981年)型だった。

「オーナーさんはCB1300SBやCBR1000RR、K1200Sも持ってらして、CBXは若い時に憧れてたバイク。それで普段も走りたいからきちんと走るように仕立ててほしいと。フロントフォークやホイールも明確に効果を知ってらっしゃいますから、換えることが前提でしたね。途中、ツインショックにする案も出ては来たのですが、せっかくのリンクサスペンションだし、走りを楽しみたいならそれを生かした方がいいと。社外サスペンションも出ていたので、それで進めました」(同)

単車工房モトジャンキー CBX(ホンダ CBX)のカスタム画像

そのリアサスペンションはリモーション・ナイトロンで、フォークやステム、ホイールはビトーR&D。ただ、リアリンクは現代車のようなセンター配置でなく、標準化に至る過渡期のもので、左側アームに露出する構造。ワイド化したタイヤが干渉するため、追い込み加工して解決した。

結果、カウル撤去等も含めた軽量化とも相まって運動性は大幅に向上。エンジンは状態も良く現状STDで、吸排気変更で対応。6連FCRは駆動ワイヤを作り直してオーナーの持つ現代車に近い軽い操作感も持たせている。仕上がりには現状でも十分満足されているとのことだが、今後はライトステーなど各部パーツのブラック化や現状STDのフレームにGPZ-Rカスタム的なダウンチューブを追加する等も思案中。これからの進化も楽しみなのだ。

単車工房モトジャンキー CBXの詳細写真は次のページにて

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