しゃぼん玉一宮店 GSF1200(スズキ GSF1200)

掲載日:2016年11月07日 プロが造るカスタム    

取材協力/しゃぼん玉一宮店

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです

しゃぼん玉一宮店 GSF1200(スズキ GSF1200)のカスタム画像
SHABON-DAMA ICHINOMIYA GSF1200(SUZUKI GSF1200)

長きに渡って磨かれた
油冷GSF本来の資質

このしゃぼん玉一宮店のGSFは、何度かロードライダーで紹介している。だが、過去掲載時と現在の姿は、完全な別物。驚くことにこの車両は、約15年に渡って進化を続けているのだ。

「オーナーの大竹さんがウチで新車を購入されたのは1999年で、それ以来ずっと、大胆かつ地道なカスタムを続けています(笑)。基本的にDIY派で、気になる部品はどんどん仕様変更を行うのが大竹さんの特徴で、ハンドルやキャブレター、前後ショックなどは、それぞれこれまでにいくつも試していると思いますよ」(しゃぼん玉一宮店/店長・滝川さん)

言ってみれば、時代の変化や大竹さん自身の興味を反映しながら、このマシンは進化を続けてきたわけだが、滝川さんと大竹さんはどんなカスタムをする時も“GSFらしさ"を維持することを念頭に置いて作業を行ってきたと言う。

「スポーツランがしっかり楽しめることに加え、軽くて小回りが利いて扱いやすいこと。それが僕と大竹さんが考えるGSFの美点ですから、安易にパワーアップしたり、サーキットでの速さを追求したりといった展開には、1度もなりませんでした。と言ってもSTDと比較すれば、現状のこのマシンは十分にパワフルで速いですけどね」(同)

しゃぼん玉一宮店 GSF1200(スズキ GSF1200)のカスタム画像

この車両のカスタムを進めていく上で最大のネックとなったのは、アフターパーツの少なさだった。一般的にはアフターパーツが豊富と言われている油冷モデル各車だが、実はGSF用は現役当時を振り返ってみても、また今まわりを見渡しても思いのほか少なく、他機種用を流用せざるを得ないケースが少なくない。もっとも滝川さんと大竹さんにとっては、そのあたりも楽しみのひとつだったようだ。

しゃぼん玉一宮店 GSF1200の詳細写真は次のページにて

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