RSカタクラ FZR250(ヤマハ FZR250)

掲載日:2016年08月01日 プロが造るカスタム    

取材協力/RSカタクラ(片倉オート商会)

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです

RSカタクラ(片倉オート商会) FZR250(ヤマハ FZR250)のカスタム画像
RS KATAKURA FZR250(YAMAHA FZR250)

当時の4気筒クォーターの爽快感を
活かすべく独自に現代化を図る

近年になって活況を呈している250ccオンロードスポーツ市場に対して、なかなか積極的な姿勢を示さなかったヤマハ。2014年末にようやくYZF-R25が国内販売されたのだが、その販売開始までに、このモデルを待ち切れなかったRSカタクラでは、発売1年近く前の2014年初頭に独自の250ccスポーツを開発。YZF-R6用外装をまとったこのコンプリートマシンのベースは、1986~1994年に販売されたFZR250/Rだ。

「本当にR25には待たされてましたからね(笑)。だったらウチで理想のR25を作っちゃおうというのが、そもそもの原点でした。R6外装の装着はかなり大変でしたけど、1台の完成車として見ると、よくまとまっているでしょう」

確かに川幡さんが言う通り、まとまりは秀逸だ。とは言え、R25が発売されてしまった現在、こういったカスタム車両の需要は少ないのではないだろうか。

RSカタクラ(片倉オート商会) FZR250(ヤマハ FZR250)のカスタム画像

「僕もそんな気がしましたが、R25は2気筒ですからね。これは今の250ccでは普通ですけど"スーパースポーツのエンジンはやっぱり4気筒"と考える人は思ったより意外に多いようで、デモ車が完成してからは、かなりの問い合わせをいただいてるんですよ」(同)

ちなみに、R25の価格が55万6,200~59万9,400円なのに対して、今回撮影したRSカタクラのコンプリートは80万円弱。そう聞くと高価に感じるかもしれないが、同店ではこの車両に関して、①フェアリングのみを変更、②フェアリング+シートカウルを変更、③外装を全面変更、④外装を全面変更+α、という4段階のメニューを準備しており、この車両は④。①の価格はR25の価格とほぼ同等となっているとのこと。

RSカタクラ FZR250の詳細写真は次のページにて

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