モブスター Z1(カワサキ Z1)

掲載日:2016年07月11日 プロが造るカスタム    

取材協力/モブスター

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです

モブスター Z1(カワサキ Z1)のカスタム画像
MOBSTAR Z1(KAWASAKI Z1)

F19インチのポテンシャルを
最大限活かす、新スタイル

ラジアルタイヤのラインナップが充実するにつれ、再び高い人気を博するようになった18インチ仕様。だが、その一方で『19インチ推し』を掲げるショップは、まず皆無だ。というか、多くのZオーナーがノーマルフロント19インチを体感したことがないのではないだろうか。

「でも実際乗ってみると、19インチのハンドリングって、かなりいいわけですよ。奥がきつくなってるコーナーに突っ込んでしまった時も、19インチなら、簡単にラインの修正ができる。18インチの場合は、1回ラインに乗せちゃったら、そこまでの自由度ってないですからね」(モブスター代表・靍田さん)

モブスター Z1(カワサキ Z1)のカスタム画像

ベースは1974年式Z1Bでフレームは9カ所補強+レイダウン加工を実施。フォークはZ1・STD改のφ36mmでステムはZ650に換装(オフセット60→50mm)

このところ19インチにハマっているという靍田さん自身の言葉、かなり意外に思う人も多いのではないだろうか。しかし、ノーマルZのハンドリングは、思いのほか軽快で、安定性も高いのだ。さらにこの車両では、ステムをZ650用(ザッパー)に変更することでフォークオフセットをショート方向(60→50mm)に振るといったアレンジも加えられている。

「ザッパーのステムを流用するのは18インチZ改でよく使われた手ですけど、ザッパーもノーマルはフロント19ですからね。そのオフセット50mmは乗り味も、フロントの収まりも良くてお薦めだと思います」(同)

エンジンは1,045cc仕様だが、トルクもあり、高回転も回る同店オリジナルチューン。シリンダーヘッドの作りほか基本を押さえた上で精度も高く手が入る。高速道路や、かなり速度域の高いコーナー、あるいは急勾配の長い登りなどがない限り、現行ネイキッドと、さほど遜色のない走りができる。あとは乗り手のウデ次第。そこのところが、またZらしくていいと思うのだ。

モブスター Z1の詳細写真は次のページにて

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