ACサンクチュアリー Z1(カワサキ Z1) プロが造るカスタム

ACサンクチュアリー Z1(カワサキ Z1)

掲載日:2016年06月13日 記事カテゴリ プロが造るカスタム   

取材協力/ACサンクチュアリー

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです

ACサンクチュアリー Z1(カワサキ Z1)のカスタム画像
AC SANCTUARY Z1(KAWASAKI Z1)

基本形からさらに先へ進化し
熟成深まるコンプリート

このZ1は、ACサンクチュアリーのコンプリートカスタム、RCM=リアル・コンプリート・カスタムの1台として製作されたもの。既に2014年にRCMは300台を超える台数に及び、この車両のシリアルナンバーは298と、最近の作だ。そしてこの新しく作られたことがポイントだと、同店代表の中村さんは言う。

RCMの中核となるのは、カワサキZの17インチ化。そのためのフレーム補強やディメンションなど基本骨格は、既に完成域と言えるのだが、じつは進化は止まらないのだそうだ。何をもって進化と言うか。タイヤの進化に対する詰め的な要素はもちろんだが、このところ顕著なのは、装着パーツや加工内容ではなく、マシン作りへのアプローチの変化。

「ここ2~3年で、ロードテストにかける時間が大幅に増えました。納車前に少なくとも200kmは走り込みますし、中には1,000km近く走っている車両もあります」(同)

ACサンクチュアリー Z1(カワサキ Z1)のカスタム画像

ハイグリップタイヤ対応の同店フレーム補強ST-2(12カ所)を採用。リアショックのレイダウン加工と、ワイドタイヤ化にともなうドライブチェーンのオフセットに必要な、フレームのインライン処理(左ピボット内側を一度カットして逃げ加工した後に強度を維持して塞ぐ)も施される

当然、漫然と走っているわけではない。ここで得たデータやインプレッションを元に、サスペンションやパワーユニットのセットアップが進められるのだ。製作担当メカニックだけでなく、多くのスタッフが参加し、意見を持ち寄って方向を確定し、完成度は高まっていくことになる。

また、セッティングだけでは解消しきれない問題点を見つけ、マシンを根本から作り直すことすらあるという。物的、人的なコストは増えるが、それを厭わない信念。妥協を許さないこだわりが、この300台超でも隙がないというクオリティを支えている。単純にバイクを組むだけでなく、作り手が納得いくまで磨き上げ完成する、リアルなコンプリートカスタム。だからこそ、RCMは孤高の存在として輝き続けるのだ。

詳細写真

ACサンクチュアリー Z1(カワサキ Z1)のカスタム画像

ステムはスカルプチャー。フルスペックの車体は、将来的なエンジンのパワーアップにも対応

ACサンクチュアリー Z1(カワサキ Z1)のカスタム画像
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純正オーバーサイズピストンを使用し903→930ccに排気量アップ。各部に強化パーツは投入されているが、あくまでコンディションを整えることを目的とした”ライフパッケージ”仕様。「まず完調なZのエンジンを味わってほしい、そのために最適な仕様。パワーアップは後からでも可能ですからね」と、中村さん。そのためのパーツ(ヴォスナーピストン等)も用意する

ACサンクチュアリー Z1(カワサキ Z1)のカスタム画像
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OZレーシング製アルミ鍛造ホイールPIEGA(1.85-19/2.15-18→3.50-17/5.50-17)、オーリンズ正立E×Mパッケージ(φ36→43mm)、スイングアームはスカルプチャーだ

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