ペガサス GSX1100S(スズキ GSX1100S)

掲載日:2016年01月29日 プロが造るカスタム    

取材協力/ペガサス

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

ペガサス GSX1100S(スズキ GSX1100S)のカスタム画像
PEGASUS GSX1100S(SUZUKI GSX1100S)

本物1135Rを手本にしながら
18インチで作られたレプリカ

未だにカタナファン、ヨシムラファンを引きつけて止まない至高のカタナ、1135R。その4号機の最初のオーナーがショップ、ペガサス運営時にその1135Rを手本にしつつ手を入れたのが、この1994年型SR国内車だ。

「メーカーの作るものがベストで、あとから手を入れたらそのベストなバランスが崩れると思っていた私に、1135Rの衝撃は大きかったんです。手を入れて、それがきちんとした完成形になる。メーカーの仕事と同じわけです。それなら、最高のお手本が手元にあるんだから、真似させてもらおうと思いました」

こう語る車両オーナー。そのお手本の部分は、まずフレームの作り、1,135cc化を主としたエンジンの基本仕様、そして外装品。

ペガサス GSX1100S(スズキ GSX1100S)のカスタム画像

フロントまわりはGSXR1100J(1988年型)に換装、フォークは同車同径のφ41mmヨシムラショーワに

「補強の箇所や部材、シート下電装配置と、この辺はずいぶん学ばせてもらいました。エンジンもヨシムラST-1カムやTMR-MJNを使って、タンクもアルミを用意しました。全体のカラーも、お手本のサイドカバーを預けて同じ色でって塗ってもらったんです」(同オーナー)

1135R(前後17インチ)と異なるのは18インチの足まわりとマフラーだが、これは益田さんの嗜好を反映した部分でもある。その足まわりは市販されていたヨシムラショーワフォークに、かつて18インチカタナに多用されていたGSX-R1100J用で、18インチの軽快さに1135Rを組み合わせた“1135S”とでも言う存在になった。

車両オーナーは業務を換え、バイクといったん離れた後もこの1台は手元に残していた。火を入れるのは久々になりそうだが、益田さんのカタナ愛は十分に注がれ、いつでもすぐに走れるよう、スタンバイしている。

PEGASUS GSX1100S(SUZUKI GSX1100S)の詳細は次ページにて

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