単車工房モトジャンキー ZRX1200R(カワサキ ZRX1200R)

掲載日:2015年12月09日 プロが造るカスタム    

取材協力/単車工房モトジャンキー

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

単車工房モトジャンキー ZRX1200R(カワサキ ZRX1200R)のカスタム画像
MOTO JUNKIE ZRX1200R(KAWASAKI ZRX1200R)

日常域でも存分に感じられる
的を射たモディファイの効果

2004年に新車で購入して以来、オーナーはこのZRX1200Rを愛用し続けている。人生初の大型車であり、主な用途がロングツーリングだったため、当初STDで十分と考えていただが、主治医であるモトジャンキーの中尾さんの勧めに従って各部に手を加えるうち、すっかりカスタムの魅力にハマってしまったようだ。

「きっかけになったのは、オーリンズのリアショックです。オーナーさんとしては足着き性を意識しての変更だったんですけど、乗り心地と旋回性が格段に良くなったことで、さらにいじってみたいという気持ちが湧いてきた。以後ブレーキまわりやホイール、スイングアーム、吸排気系などにも手を加えてきましたが、オーナーに“飛ばさない僕でも違いがハッキリ分かります”と言ってもらえたことが、僕にとっては非常に嬉しかったですね」

単車工房モトジャンキー ZRX1200R(カワサキ ZRX1200R)のカスタム画像

そう言う中尾さんがこのZRXをいじる上で重視したのは、STDが持つ良好なバランスを崩さないこと。圧倒的なパワーやスーパースポーツに匹敵する運動性能というのではなく、STDの持てる美点である扱いやすさを念頭に置いてモディファイが行われたのだ。

「ZRXは改造範囲が非常に広いですから、いじり手としてはいろいろな提案をしたくなるものですが、オーナーさんの使い方を考えると、過剰なチューニングは行うべきではないなと。だからキャブレターは純正の負圧式のまま(内部セッティングは変更)だし、ディメンションもほぼSTDのまま。リアのリム幅も、純正と同じ5.50を選んでいます。逆に言うならこの辺が、ZRX本来の魅力を維持するキモかもしれませんね」(中尾さん)

MOTO JUNKIE ZRX1200R(KAWASAKI ZRX1200R)の詳細は次ページにて

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