サンクチュアリー 横浜大和 GSX1100S(スズキ GSX1100S)

掲載日:2015年12月04日 プロが造るカスタム    

取材協力/サンクチュアリー 横浜大和

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

サンクチュアリー 横浜大和 GSX1100S(スズキ GSX1100S)のカスタム画像
SANCTUARY YOKOHAMA-YAMATO GSX1100S(SUZUKI GSX1100S)

純正流用とペイントの
アレンジで派手さを抑える

「ストリートで楽しく乗れて、しかもカスタム然とした派手な感じは抑える」、このカタナ改を製作するにあたりオーナーから出された要望は、簡単なようでいて、じつは難しい。

楽しく走るためには、軽量ホイール、作動性と剛性に優れたサスペンション、強化されたブレーキなどが欠かせないが、こうしたスペシャルパーツを装着すればしていくほど「カスタム然とした派手なもの」となってしまいがちだ。サポートなどの削りパーツや各部フィッティングなどを作り込むことで、かなりシックな印象にはできるが、たたずまいは明らかに純正とは異なったものとなる。

「そこでこの車両ではフロントフォーク、ブレーキ、ホイールをZRX1100/1200、スイングアームをXJR1200というように足まわりを純正流用でまとめました。純正っぽい雰囲気が得られて、コストも抑えられます。あとはホイール含め、SBE(1987年型)の純正風カラーで揃えたのも、派手さを抑えるのに効果があったと思います」(サンクチュアリー横浜大和/代表・川浪さん)

サンクチュアリー 横浜大和 GSX1100S(スズキ GSX1100S)のカスタム画像

どこか1ヵ所に突出した部分がなく、マシン全体が純正ライクにまとまっている。ひと言で言えばそういうことなのだが、17インチカスタムで、この“ノーマルっぽい”雰囲気を出しているところが、じつに上手い。

「フレームはサスマウントのワイド加工やピボット加工と同時にネック、ピボット部など5ヵ所に補強を追加しています。1100カタナのオーナーさんからよく『走行時に振れが出る』という相談をされるんですが、レストアと同時に補強を追加すれば手間やコスト的にも合理的。これ、おすすめです(笑)」

SANCTUARY YOKOHAMA-YAMATO GSX1100S(SUZUKI GSX1100S)の詳細は次ページにて

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