アメリカンドリーム ゼファー1100(カワサキ ゼファー1100)

掲載日:2015年09月16日 プロが造るカスタム    

取材協力/アメリカンドリーム

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

AMERICAN DREAM ZEPHYR1100(KAWASAKI ZEPYR1100)

オリジナルカウルでらしさも残した
深くて渋い、モノサス仕様

「このゼファー、元々マフラー製作のためにノジマ(エンジニアリング)さんに預けてた時に、野島さんから『ゼファー1100のモノサス仕様作りたいんだけど、これベースにしてもいい?』って提案されて、モノサス化したっていう車両です(笑)。このノジマモノサスゼファー=NJ-4のシリアルナンバーが001になってるのは、そういう事情からなんですよ。走りの方向性としてはワインディング指向で、そのあたりの味付けについては、ウチからもアドバイスしました。サスのアッパーマウントとか、リンク比とか」

そう語るアメリカンドリーム代表・松田さん。マフラーはコニカルヘッダー仕様のスパイラルコレクター(ノジマ製ワンオフ)で、集合部を中央にもってくるためにオイルパンを変更、というのも、走り系ゼファー1100改の定番手法。かと言ってマシン全体の印象は決して派手ではなく、むしろ抑えの効いた大人の雰囲気で仕上げてある。キャブレターが純正負圧式+パワーフィルターだったりするのも、ストリートメインで使うなら、メリットが大きい。もちろんキャブ内部はリセッティングされていて、リターンスプリングのバネレートなども含め、完全オリジナル仕様に変更されている。

「あとはウチでZによく付けているロケットカウルと、ガンメタベースのカスタムペイント。とくにペイントは、一度ツヤありで仕上げたあと、ベースのガンメタ部分だけツヤ消しに加工していて、手間も普通の塗装の1.5倍くらいかかってるんです。でも、なかなか渋いですよね(笑)」

NJ-4の1号機は、その名に恥じない濃い仕上がり。走行性能重視で長くつき合えるゼファーを作りたいなら、これはかなり魅力的だ。

AMERICAN DREAM ZEPHYR1100(KAWASAKI ZEPYR1100)の詳細は次ページにて

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