スーパーバイク GS1000(スズキ GS1000)

掲載日:2015年09月04日 プロが造るカスタム    

取材協力/スーパーバイク/ディグイット(DIG-IT)

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

SUPER BIKE GS1000(SUZUKI GS1000)

見た目は当時風でも
走りは現代風グッドハンドリング

GS1000が新車として登場した1978年頃と言えば、改造のためのパーツも、ごく限られていた。マフラー、リヤサス、ステップといったあたりの定番パーツは比較的揃っていたと言えるが、その他の足まわり、とくにブレーキまわりのパーツなどは皆無。どうしてもやりたければ、当時のレーサー用パーツを自分で加工流用するくらいしか、ほぼ方法がなかった。

海外メーカーまで目を向ければ選択肢はやや広がっただろうが、『海外から輸入する』ということ自体、昔はかなりハードルが高かった。ベースとなる逆輸入車からしてかなり珍しい存在で、新車が入手できたとしても、かなりのプレミア価格がついていたほどだった。

このカスタムは、そんな1970年代後半~80年代前半当時にGS1000をカスタムしたとしたらこんな仕様だったに違いない、という仮定のもとに組み上げられた1台。車両オーナーは、マシン製作を担当したスーパーバイク代表・田代さんだが、これがまたなかなかの凝りっぷりで好感がもてる仕上がりなのだ。

「パーツ選択/製作や仕上げのめっき加工など、今の技術でやると、勝手にキレイに仕上がってしまうので、あえて当時風にするのに苦労しました(笑)。ペイントもラインの段差を出してガン肌、発色とも当時風にしてあります。その代わり前後サスのセッティングには徹底的にこだわりました。とくにフォークはスプリングレート、オイル、油面、プリロードなど、自分で走り込んで詰めた自信作。今は前後18インチ仕様ですけど、フロント19インチの方がバランス良いことが分かったので、これはもうすぐ19インチに換える予定です。走っても停めて眺めても、ホントにいいですよ(笑)」

SUPER BIKE GS1000(SUZUKI GS1000)の詳細は次ページにて

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