テクニカルプロショップ単車屋 / GSX1300R HAYABUSA カスタム写真
テクニカルプロショップ単車屋 / GSX1300R HAYABUSA カスタム写真

スズキ GSX1300R HAYABUSA

掲載日:2011年03月18日 プロが造るカスタム    

世界に通用する、文字通りのボルトオン・ターボキットを装着

'09年末に自社ホームページをリニューアル、その際に世界同時発表されたのがテクニカルプロショップ単車屋の'08~ハヤブサ用ボルトオンターボキットだ。これは過給を行うターボユニットをはじめ、ターボへの増設オイルラインや過給気を滞留させ各気筒へ均等に分配するためのサージタンク、制御に必要なマップを収めたオリジナルサブコンEM-2など、ボルト1本に至るまで必要なものをすべて同梱した、完璧なボルトオンキットなのだ。わざわざこうして書くのは、海外製ターボキットには補機類が同梱されていないものも多いからである。その組み付けも、説明書を見て正しく行えば特殊な加工を要しないとのことで、文字通りのフルボルトオンとなっている。

 

この車両はそのTP単車屋がターボ開発に使い、デモ用に各地で試乗用などに使われた1台(白外装車両も用意している)。STD車と異なるのは、外観ではブレーキディスクにシート表皮、テールランプまわり、マフラー程度だが、カウル内には前述のターボキットが収められている。ターボチューンの定石通り、圧縮比は同梱のシリンダースペーサーにより12.5→9.2:1に下げられ、過給上限は1kg/cm2程度に設定。これで最高出力は実測で200ps超になる、とのことだが、その一方で普段使いやスロットル操作がとても扱いやすいという一面も合わせ持っている。

 

さて、このターボキット、伊達に世界同時発売を詠っているわけではない。同店によれば日本のみならず、多くのターボファン&ハヤブサファンがいるアメリカのマーケットもターゲットにした上でのリリースした、とのこと。ターボ、スーパーチャージャー、NOSなどの過給チューンを好む彼の地で、この日本発の入魂作がこれからどう受け入れらていくのか……。国内のカスタムファンとしては、これもかなり興味があるポイントだ。

テクニカルプロショップ単車屋 GSX1300R HAYABUSAの詳細写真は次のページにて

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