



掲載日:2011年01月14日
プロが造るカスタム
入庫時はヤマハFZR1000流用の足まわりが組まれていた程度で、それ以外はほぼノーマルに近かったというZ1。それをBe☆Oneが手直しして仕上げたのが、この姿だ。
「トータルのイメージは落ち着いた感じにしたい、ということだったので、パーツは意識的に黒を多めにチョイスしました。フロントフォークはオーリンズにしようかという話もありましたが(→実際に装着したのはヤマハXJR1200改)、使用用途がツーリングメインということだったので、その分の予算をホイールなどバネ下の軽量化に回しました。お客さんの要望を取り入れつつ、バランス良く組むのも、ショップの大事な仕事ですからね」
そう語るビーワン代表・飛田さん。各部に装着されたパーツもしっかりと吟味されており(ワンオフによるステアリングステム、テクニカルワークス製のスイングアームなどはその一例)、前後17インチ仕様としてバランスの取れた内容となっている。
一方、外観で目を引くのはケイファクトリー製マフラーにセットされたオーバルタイプのチタン製サイレンサー(鈴鹿の原田消音器製)。これは『Zの定番品とはちょっと変わったものを装着したい』というオーナーからの要望を受けてフィッティングされたものだが、飛田さんによれば『外観だけでなく、性能的にも見るべきところあり』とのこと。
「付けただけで中低速トルクが太るし音質もいいので、この原田製サイレンサーは結構オススメですね。この車両に付いているのは現行品よりも少し小さめの初期タイプですけど、初期型、現行タイプとも作りもかなりイイですよ」(飛田さん)
こうしたトライが楽しめるのも、頼りになるショップがいればこそだ。
メインフレームは12カ所の補強を実施すると同時にリヤサスマウント部をレイダウン加工。今時デザインによるオーバル形状の原田消音器製チタンサイレンサーは、35年以上の時を経たZにも不思議とよくマッチしている
Z1ベースのエンジンはコスワース製φ70mmピストンを組み、クランクピン溶接、コンロッド鏡面&重量合わせ加工などを行った903→1015cc(カムはヨシムラST-1、クラッチ駆動も油圧式に変更)。キャブはFCRφ35mmを装着
フロントホイールはマルケジーニ製でサイズは3.50-17[STD:1.85-19]。フロントブレーキはヤマハ純正ブレンボ+サンスター製φ320mmディスクの組み合わせ。装着されるタイヤはブリヂストンBT-016で120/70-17
■ 関連する記事を見る