カワサキ 650RS W3 1973

掲載日:2010年02月18日 名車ライブラリ    

カワサキ 650RS W3 1973

一世を風靡した
かつての世界最速モデル

W3のルーツをさかのぼると、カワサキと吸収合併される前の目黒製作所のK1というモデルにたどりつく。カワサキの手によってK1は進化を遂げ、1966年に発売されたのが現在でも人気の高いW1。当初は英国式だった右チェンジ左ブレーキを改めたW1SAなど、時勢にあった仕様変更を行いながら1973年発売のW3へと進化してきた。W3の特徴はフロントのダブルディスクブレーキ。雨の日の制動力には不安が残るが、Wシリーズの中ではもっとも現代的な走りを実現したモデルとなっている。W初心者にも扱いやすい仕様のため、Wの世界に入門するにはもってこいの仕様といえるだろう。ちなみに650RSの“RS”とは当時の750RS(=Z II)の弟分という位置づけで販売されていたことを示す符号であり、実際にZシリーズとの共通部品も採用されている。

カワサキ 650RS W3 1973 Machine Detail Check!

SPECIFICATIONS - カワサキ 650RS W3 1973

KAWASAKI 650RS W3 1973

■全長×全幅×全高 = 2,150×860×1,120mm

■軸距 = 1,420mm

■エンジン形式・種類 = 空冷4サイクルOHV並列2気筒

■総排気量/ボア×ストローク = 624cc/74mm×72.6mm

■圧縮比 = 9.0

■最高出力 = 53ps/7,000rpm

■最大トルク = 5.7kgm/5,500rpm

■始動方式 = キック式

■変速機 = 4速

■タイヤサイズ フロント3.25-19/

■タイヤサイズ リア4.00-18

■ブレーキ形式 前 = ディスクブレーキ

■ブレーキ形式 後 = ドラムブレーキ

■発売当時価格 = 363,000円

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