レース車両向けのハイスロが整備性をそのままにマイチェン

掲載日:2017年06月06日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

写真/前川健彦  文/大屋雄一

ACTIVE/HIGH THROTTLE KIT EVO2

1分1秒を争うのは何もコース上だけではない。メカニックの作業もサーキットでは一刻を争うのだ。そんなシビアなレース現場で高い評価を受けている、アクティブのハイスロットルキット・エヴォが“2”へと進化した。

ホルダーのボルトを2本外すだけでワイヤを抜き取れたり、異なる開度のブラケットに素早く交換できるなど、整備性の高さが好評だった従来モデル。そうした長所はそのままに、グリップ長を従来の115mmから一般的な120mmにしたのをはじめ、ホルダーをアルミ削り出しとしてよりスリムにするなど、大きなマイナーチェンジを実施した。なお、ホルダーのサイズはラージとスモールの2種類を用意して、それぞれでワイヤブラケットの直径も異なっている。

ラインナップは、車種別と汎用の2シリーズに大別でき、前者は各社のスーパースポーツ用を幅広く展開。汎用キットの方には1,400mmのワイヤを同梱。その長さを変更するための専用工具も付属する。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/アクティブ
  • 製品名/ハイスロットルキットEVO2
  • カラー/ブラック、シルバー
  • 内容物/スロットルホルダー(ラージまたはスモール)、樹脂ワイヤーブラケット(開度違い2種類)、樹脂インナーパイプ、グリップ(120mm、左右)、スロットルワイヤ(ステンレス金具)、ワイヤ固定ステー&ボルト
  • 価格/1万6,200円~1万9,440円

[ DETAILS ]

新型ホルダー(右)はアルミ削り出しとなり、幅は22→20.9mmへ。グリップ長を115→120mmとしながら全幅は141→142.05mmに抑える

インナーパイプとブラケットは別体式で、接合部の形状を六角形から新型(右)では五角形へ。開度の異なるブラケットを2種類同梱

同じく右側が新型で、インナーパイプのリブもここまで薄肉化

同梱されるスロットルワイヤは従来から変わらず、スウェージング加工によって表面の凹凸を極限まで減らし、摺動抵抗を低減。素材はサビに強いステンレス製なのだ

[ お問い合わせ ]

電話/0561-72-7011

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