インナーパイプで出力特性を選択 CBの性能をフルに引き出す逸品だ

掲載日：2014年11月25日 ROAD RIDER アイテムレビュー

Photo／前川健彦　　Report／大屋雄一　　記事提供／ロードライダー編集部

直輸入した旧車の販売からレンタルバイクの取り扱いまで、業務内容の幅が広い埼玉・草加市のTTRモータース。レストアやカスタムなども得意とし、特に重点を置いているのが空冷CBシリーズなのだ。CB-RでTOTに参戦したり、オリジナルパーツを開発して販売するなど、CBファン要注目のショップである。

そんな同店が、オリジナルのチタンマフラーをリリースした。製作を担当するのは、東京都江東区にあるファクトリーイワサワ。長年に渡ってドゥカティやビューエル用などのワンオフマフラーの製作を得意としてきた工房で、その技術の高さは写真からも伝わってくるだろう。

このオリジナルマフラー、最大の特徴はエキパイの入り口部分が二重構造となっていること。φ50.8mmのアウターで迫力ある外観を構築しつつ、2種類のインナーパイプで排気量の大小や各種走行ステージに対応する。集合方式は、それぞれのパートを長めに確保した4in2in1で、さらにセンターパイプは排気管長を稼ぐために、写真のような複雑なレイアウトを採用。前記の、ファクトリーイワサワの優れた技術があってこそ成せる取り回しと言える。

税込み価格は37万8,000円とかなり高額だが、見た目の美しさと性能を考えれば納得できる逸品だ。

[ SPECIFICATIONS ]