開発・構想2年の新サイレンサー 容積を増やして最新の規制に対応

掲載日:2014年04月08日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

Photo/前川健彦  Report/大屋雄一  記事提供/ロードライダー編集部

段階的に厳しくなる排ガス規制や騒音規制。パフォーマンスやサウンドを維持しながらこれらをクリアするべく、ストライカーがニンジャ/Z250やCBR250R用に昨年から導入したのが、マーク3と呼ばれる五角形断面の新型サイレンサーだ。そして、同品がついにハヤブサ用にも採用されることとなった。

では、改めてこのマーク3について紹介したい。構想および開発に費やした歳月は2年。消音効果を高めるには大容量化は必須、しかしながら重量増は最小限に抑えたい。もちろんデザインも……。これらの要素を高い次元でまとめるべく、日夜3Dモデリングを駆使して導き出された答えが、五角形断面とストレート構造を組み合わせた、このまったく新しいサイレンサーだったのだ。

仕上げについては、写真のヒートカラーのほかに、チタンの地色を生かした素地、バフ仕上げしたミラーフィニッシュの3種類で、いずれも同価格で販売される。コニカルヘッダーのエキパイ+4-2-1レイアウトは、従来のオーバルチタンサイレンサーと同一で、重量はSTDの約1/4の5.1kgとなっている。

JMCA認定品なので車検に対応しており、アンダーカウルを加工せずとも装着可能。’08~’13年式のハヤブサオーナーは要チェックだ。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/ストライカー
  • 販売元/カラーズインターナショナル
  • 製品名/ストリートコンセプト
  • 素材/エキパイ:チタン、サイレンサー:チタン
  • 音量/94dB(出荷時、バッフルなし)
  • 適合車種/ハヤブサ1300(’08~’13) 型式:GX72A、CK111
  • 価格/20万4,750円
※表記の価格は消費税5%込みの税込み価格です。4月1日以降の購入では消費税8%がかかり税込み価格も変わります

[ DETAILS ]

ラウンド、オーバルに続く第3世代のサイレンサーとして、昨年デビューしたのが五角形断面のMark3(マークスリー)だ。JMCA認定品であることを示すプレートがリベットで留められる

エキパイは外径が徐々に太くなるコニカルヘッダーを採用。チタン製だ

集合方式は4-2-1で、装着したままで、オイル&フィルター交換が可能

製作時の焼け色をそのまま残したテールパイプ。この内部に触媒を内蔵している。なお、アンダーカウルやステップは加工せずに装着可能。排ガス試験結果証明書(ガスレポ)も付属する

[ お問い合わせ ]

電話/045-914-6881
〒224-0001 神奈川県横浜市都筑区中川1丁目22番5号

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