螺旋状の溝で吸入量が全域アップ FCRユーザー必見のファンネルだ

掲載日:2013年03月05日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

’91年にキャブレターの革命的なインナーパーツ“バクダンキット”を発売し、その後も2スト車用のサイレンサーやインジェクション・コントローラーをリリースするなど、吸排気系のスペシャリストとして広く知られるケンソー。他車種用の純正キャブをカタナやCB-Fに組み込むジェニュインプラスなど、同ショップならではのオリジナルパーツやチューニングメニューが揃う。

今回紹介するのは、キャブのセッティングにも長けたケンソーが満を持して発売した新製品、ケイファンネルエボだ。ケーヒンFCRのビッグボディキャブ向けに設計されたこのファンネル、最大の特徴は内側に彫られた螺旋状の溝だ。ここで渦巻き状の気流を発生させて吸入量を増やすのが狙いで、低中回転域の比較的吸入負圧が低い領域からスムーズさやレスポンスが向上し、高回転域ではパワーアップが望めるという。

まだこんな手段があったか!と思わずヒザを打った人も多いはず。FCRユーザーは試す価値大だろう。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/ケンソー
  • 製品名/ケイファンネルエボ
  • 素材/アルミ削り出し
  • 適合キャブ/ケーヒンFCRφ35 ~ 41mm
  • カラー/アルミ地、黒、青、赤
  • 価格/8,400円(単品)、3万1,500円(4個セット) ※黒、青、赤は1,050円/1個アップ

[ DETAILS ]

反時計回りに彫られた螺旋状の溝はその数17本。ここを通過する空気はこの溝によって整流され、さらに渦を巻くように吸い込まれる。これによってベンチュリー内でガソリンとのミクスチャー効果が向上、燃焼効率が高まる

かすかに切削痕が残っている美しい外観。カラーは写真のアルミ地のほかに、カラーオーダーでブラック、ブルー、レッドを用意する(9450円/1個)

スタンダードのファンネルとの違いをシャシーダイナモで測定。吸気量が増えるので、キャブセッティングを濃い方向へ調整すると本来の性能を発揮

[ お問い合わせ ]

電話/03-3757-4176
〒146-0083 東京都大田区千鳥町3-9-5

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