【Z900試乗記事】想像を超えた扱いやすさと完成度に心惹かれるスポーツネイキッド

掲載日:2018年12月14日 試乗インプレ・レビュー    

取材・文・写真/小松 男

カワサキ Z900の試乗インプレッション

KAWASAKI Z900

もはや見慣れたスタイリングに
ベーシックなパッケージを落とし込む

ヴィンテージスタイル、はたまたカフェレーサーが大きなブームとなっていると言われる昨今。昨年カワサキがマーケットに投入したZ900RSも往年の名車Z1やZ2をオマージュしたそのオーソドックスなデザインが受け入れられて爆発的なセールスを記録しているが、一方で欧州を中心とした海外で高い人気を誇っているのが今回紹介するZ900だ。

2010年前後に様々なメーカーが次々とリリースしたいわゆるストリートファイタースタイルは、当時は新鮮なものとして目に映るものだったが、今となってはむしろスタンダードな雰囲気さえ感じられるようになった。ただしその中にあってもカワサキが掲げる“Sugomi(凄み)デザイン”を備えるZ900はアクが強くオリジナリティがある。

カワサキ Z900の試乗インプレッション

カワサキ Z900 特徴

従来型をベースとしながら
細部の仕様変更で環境性能向上

デザインの好みというものに関しては人それぞれの感性の違いがあるので、ここでは深く追求しないが、Z900、Z900RSどちらをとっても誰の目にもカワサキのバイクだと分かるように仕立て上げてくることには感心せずにはいられない。

そんなZ900とZ900RSの両車は、見た目だけで判断するとまったくの別モデルだと思えるものだが、実は前者をベースとしてZ900RSは作られている。Z900が日本市場での販売が開始されたのが2018年に入ってからの事でZ900RSに遅れる格好となったのだが、海外では先にZ900がリリースされていたのだ。同系でありながらZ900RSとは異なるキャラクターが与えられたZ900。試乗しその実力を紐解いてみることにする。

カワサキ Z900の試乗インプレッション

カワサキ Z900の試乗インプレッション

Z900の試乗インプレッションは次ページにて

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