スズキ GSX-R1000/R(2017-) 試乗インプレ・レビュー

スズキ GSX-R1000/R

GSX-R1000/R(2017-)
SUZUKI

スズキ GSX-R1000/R(2017-)

掲載日:2017年05月02日 記事カテゴリ 試乗インプレ・レビュー   

レポート/和歌山利宏  写真/SUZUKI、和歌山利宏  記事提供/ロードライダー編集部

2001年デビューの初期型以降、一貫してサーキット性能最強という基本コンセプトを掲げ、進化してきたGSX-R1000。この最新型は、モトGPマシンGSX-RRから技術還元を受けた革新形でもある。そしてその2017年モデルは、伝統の乗り味の中に最高水準の走りを具現化していた。

ここに具現化された
最高水準の走りを堪能!

ここ、フィリップアイランドを走るのは10年ぶり。マシンは同じGSX-R1000の2007年型、第一世代車の最終型だった。そのことで強烈に思い出すのは、185psを発揮するもリアタイヤがトラクションを伝えきれず、悪戦苦闘を強いられたことだ。

そして今日、乗るのは、第三世代に進化した最新型、それも上級モデルの1000Rである。

の試乗インプレッション

GSX-R1000R

そんな最新型の走りは、言わずもがな、10年前のそれとは別次元にある。速い上に操りやすく、悪戦苦闘などすることなく、ライダーを恐怖に陥れがちな挙動までもが排除されている。

最高出力202psは最強でも、トルク特性もスロットルレスポンスもスムーズで扱いやすく、強力な低回転域から高回転域に向かって淀みなく吹け上がっていく。

SUZUKIの試乗インプレッション

GSX-R1000R

そんな最新型の走りは、言わずもがな、10年前のそれとは別次元にある。速い上に操りやすく、悪戦苦闘などすることなく、ライダーを恐怖に陥れがちな挙動までもが排除されている。

最高出力202psは最強でも、トルク特性もスロットルレスポンスもスムーズで扱いやすく、強力な低回転域から高回転域に向かって淀みなく吹け上がっていく。

540の試乗インプレッション

GSX-R1000

コーナーの立ち上がりでは、先のトラクションコントロールが作動、スライドと再グリップが繰り返される。さらに、その周期とサスペンションの動き、フレームのしなりがシンクロし、マシンは表情豊かにコントロール性を高めてくれる。バランスフリーサスペンションは、しなやかで煽られることなく、そんな動きを制御。フレームもしなやかにしなりながらも、芯がぶれることがない。まさに絶妙だ。

540の試乗インプレッション

両バージョンの基本構成に差異はないが、上級モデルの1000Rは、前後サスペンションにショーワのバランスフリータイプを採用。また、アップダウン両効きのオートシフターやローンチコントロールも装備される。このオートシフターのシフトダウン機構は優れており、試乗中、一度の誤作動もなかった

ブレーキの効きも、そのコントロール性も抜群である。しかも、ABSはリアリフトやバンク角に対しても制御が働く。突っ込み過ぎてリアが激しくホッピングしかねない状況でも、安定性を維持。それは、自分がうまくなったような錯覚に陥るほどだ。

旋回性も高く、体重移動の自由度が増したライディングポジションを生かして、ダイナミックに身体を動かせば、しっかり曲がる。

一貫して追求されてきた「走り、曲がり、止まる」の基本性能が向上していることに加え、最先端の電子制御技術が、それを有機的に昇華させていることが印象的な最新型GSX-Rである。

詳細写真

計器盤は大型の液晶パネルのみで、タコメーターはバーグラフ式に変わった

キャリパーとディスクはブレンボ製で、ディスクピンの半分はTドライブ式だ。1000Rはバランスフリーフォークの左右トップに伸び/圧減衰力調整ノッチがある

マフラーは右下1本出しで、写真の通りサイレンサーは大型で独特の形状を持つ

上級モデルの1000Rは、リアショックにショーワのバランスフリーリアクッション・ライトを採用。伸び/圧減衰力調整ノッチが隣接しており、作業性も良い

エンジンはボアをφ76mmに拡大するも、ACGやカバー類を変更することで幅を6.6mm詰め、シリンダー前傾角を6度起こし、全長を22.2mm短縮している。吸気カムは遠心式可変タイミングで、10,000rpm以上で吸気タイミングを8度遅らせ、高出力化を図る

試乗ライダー プロフィール
和歌山 利宏
試乗はオーストラリア・メルボルン郊外にあるフィリップアイランドサーキットで行った。自然が一杯なのはいいのだが、走行中も様々な鳥たちが飛び交うのは困りものだった

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