スズキ SV650 ABS
スズキ SV650 ABS

スズキ SV650 ABS – 全てが高水準化された4代目ミドルVツイン

掲載日:2016年09月30日 試乗インプレ・レビュー    

レポート/和歌山利宏  写真/吉見雅幸  記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はカスタムNo.1マガジン『ロードライダー』の人気企画『New Model Impression』を再編集したものです

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エンジンだけで60点の部品を新設計。先代から4ps出力を向上させながら、ユーロ4(国内新基準もほぼこれに準じる)にも合致させている。ピストンにスズ+レジンめっきが施されたことも改良点のひとつだ

セカンダリーバルブを持つφ39mmスロットルボディの基本を受け継ぎながら、新たにアイドルスピードコントロールを内蔵、本文で紹介したローRPMアシストを備える

φ41mm径の正立フロントフォーク、φ290mm径ダブルディスク、トキコ片押し2ピストンキャリパー、5本スポークアルミ鋳造ホイールなど、基本を先代から受け継ぐ

リアサスペンションはリンク式で、プリロードのみ調整が可能だ。リアディスク径はφ240mm。タイヤのダンロップ・クォリファイヤーも先代からの採用である

新作された段差の少ないシート。グラブバーが廃され、シートベルトが装着された。シート高785mmは先代と同じだが、サイドカバーの処理で足着き性は向上している

ヘッドライトは丸型。先代グラディウスの異形ライトよりも、オーセンティックな印象を高めている。ビキニカウルもオプションで用意される

メーターはフルLCDで、回転計はレッドゾーンが1万rpmからのバーコード式となった。表示内容は充実し見やすい。重量は275gで、先代の半分以下に軽量化された

デザインも一新された燃料タンク。容量は先代に比べて1.5L減の13Lとなったが、燃費向上により、巡航可能距離はほぼ同等を保っている計算になる

マフラーは排気チャンバーが廃されたこともあり、3.5kgも軽量化された。9kgの車重軽量化のうち、後輪荷重が6kgも軽くなっている(相対的に前輪分布荷重増大)

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