ヤマハ FZ1フェイザー
ヤマハ FZ1フェイザー

ヤマハ FZ1フェザー – 使い勝手のよさが魅力的

掲載日:2008年07月10日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

満を持してデビューした
国内専用ストリートスポーツ

ハイパワーな輸出向けリッタースポーツといえば、スポーツ志向のライダーにとって憧れの対象だ。その最大の魅力は国内の自主規制枠の中では出せなかった強烈なパワーで、何かにつけては「リッターバイクなら海外仕様の逆輸入車が良い」と言われ続けてきた。しかし、これは本当に正しいのだろうか。例えば、ヨーロッパと日本では交通事情がまるで違うのに、スペック表の数字だけでバイクの良し悪しを判断してしまって良いとは思えない。そんな疑問への回答となるバイクこそ、ヤマハが満を持して発売したリッタースポーツバイク「FZ1フェイザー」だ。

ヤマハ FZ-1フェイザーの画像

2006年にヨーロッパで発売されたFZ1フェイザーは、スーパースポーツであるYZF-R1のエンジンをリファインして搭載した人気のストリートモデル。しかし、ストリート向けとはいえ150馬力のパワーを誇っている。海外仕様のハイパワーは魅力ではあるが、周りの環境によってはバイクの面白さを削いでしまう諸刃の剣だ。実際、筆者自身も海外仕様のFZ1フェイザーに一度乗ったことはあるものの、高速道路でも持て余してしまうほどだった。今回国内仕様として発売されたFZ1フェイザーは、日本国内の交通事情に合わせてパワーユニットを徹底的に調整することにより、日本専用とも言えるバイクに仕上げられているとのこと。カタログスペックに見えない性能を追求したと開発者が語るこのニューモデルを、今回クローズドコースにて試乗する機会に恵まれた。「国内仕様」というものに対してヤマハがどのような回答を出したのか、早速体験してみようと思う。

ヤマハ FZ-1フェイザーの特徴は次ページにて

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