モトグッツィ Breva750
モトグッツィ Breva750

モトグッツィ Breva750 – 400cc並の軽量&コンパクトさ

掲載日:2008年03月11日 試乗インプレ・レビュー    

モト・グッツィのもう一つの流れ
V35/50から始まるミドルクラス

今回紹介する「Breva750 EURO3」は、イタリアを代表するブランドのひとつ、モト・グッツィのミドルレンジモデルだ。モト・グッツィといえば縦置きV型2気筒エンジンがトレードマーク。現在のラインアップには2005年に設計が全面的に見直された新世代の1100ccユニット「V1100エヴォルツィオーネシリーズ」と、同じく1100ccながら一世代前のエンジンにエヴォルツィオーネ系のパーツを取り入れた「カリフォルニアシリーズ」、そして、750ccの「V750シリーズ」という3種類のエンジンが用意されている。今回取り上げたBreva750 EURO3はこのV750シリーズのエンジンを積む唯一のモデルなのである。

モトグッツィ Breva750 の画像

V750シリーズはそれまでのモト・グッツィに搭載されていたエンジンのレイアウトをいまだ継承しているのが特徴だ。2003年に電子制御、インジェクション化されたものの、クランクケースの前に発電機などが付いているためエンジン全長が長く、また、シャフト部とファイナルギアケースの間に可動部がないリジッドな両持ちスイングアームであることなど、V7のユニットと基本構成は変わらない。それだけに、古いモト・グッツィの味を残したエンジンということで、古参のグッツィ乗りからはV750シリーズの方こそグッツィらしさが残っていると評する声もあるという。ミドルレンジのモデルというと、すぐに“フルスペックモデルの廉価版”というイメージが持たれがちだが、こうしたエピソードを聞くに付け、前回1200Sportに乗ったときからとても興味を持っていたモデルだった。

モトグッツィ Breva750の特徴は次ページにて

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