カワサキ W650
カワサキ W650

カワサキ W650 – 乗る喜びと持つ喜び

掲載日:2007年08月29日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

現代の技術でよみがえる
美しいモーターサイクル

今からおおよそ40年ほど前、日本全土に衝撃を与えたバイクが発売された。その名は「650W1」。当時の国内市場において並ぶものがないスペックと、英国車のデザインを踏襲した流麗なスタイルで大旋風を巻き起こした。その後4気筒エンジンを搭載したZシリーズが登場するまでカワサキ・ビッグバイクの代名詞的存在として君臨しつづけ、今もってファンが多い歴史にも記憶にも残る名車だ。オールドファンのバイク談義の中には必ず「ダブワン」という言葉が出るし、少しでもバイクの歴史を紐解けばその存在を目にしないことはない。それほど偉大な一台だったのだ。

カワサキ W650の画像

1998年に登場したW650は、その名車に冠せられた「W」を受け継ぐモデルとして大きな注目の中デビューした。エンジン形式こそOHVからSOHCに変わったものの、当時を思わせるエンジンとWの面影を見せる曲面デザインの車体は、今の時代には無い「日本のモーターサイクル」としての美しさを教えてくれる。見るだけで惚れ惚れとするたたずまいと、未だ触れたことの無い未知のエンジン、そして体験したことの無い、古くて新しいスタイル。今日のバイクシーンの中でもひときわ存在感を見せるW650シリーズの実力はどれほどのものか、実際にインプレッションしてみることにした。

カワサキ W650の特徴は次ページにて

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