スズキ GSX-R750

掲載日:2012年09月19日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

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SUZUKI GSX-R750

1985年のデビュー以来たゆまぬ進化を続ける “ナナハン” スーパースポーツ
現行モデルでは出力マップ選択機能をはじめとする最新メカニズムを搭載

GSX-R750 は、ビッグバイクの世界にスーパースポーツの概念を持ち込んだ、元祖 “ナナハン” レーサーレプリカです。初代モデルのデビューは1985年。スズキ独自の油冷エンジンをアルミ製のダブルクレードルフレームに搭載。耐久レーサーをイメージした丸目のデュアルヘッドライトを装備し、フルカウルをまとった姿は世界中のモーターサイクルファンに衝撃を与えました。

レースのベースマシンとしての役割も持たされており、1992年モデルからはエンジンが水冷へと変更されるなど、年を重ねるたびに改良が続けられました。プロダクションレースの最高峰が TT-F1 からスーパーバイクに移行する間、常に主役の1台として活躍してきたマシンなのです。2003年にスーパーバイクの使用マシンがリッタークラスへ変更となり、GSX-R750 はレースの第一線から退くことになりましたが、レースのレギュレーションから解放された分、ストリートスポーツとして独自の進化を遂げています。2004年モデルからは基本コンポーネンツの一部を GSX-R600 と共有、モデルチェンジも歩調を合わせ約2年毎に行われています。兄弟車である GSX-R600 がレースを強く意識したモデルであるのに対し、GSX-R750 はワインディングやサーキットでのファンライディングに特化したマシンとして、走りやすさや快適性も考慮された設計がなされているのです。

現行モデルのエンジンは最高出力約 150PS を発揮。600cc クラスのようにピーキーではなく、1,000cc のようにパワーを持て余すこともなく、十分以上にパワフルで扱いやすい特性を実現しています。更に、ライダーの好みに合わせて2種類の出力特性を選択できる S-DMS(スズキ・ドライブ・モード・セレクター)を装備。バックトルクリミッターも標準装備するなど、ライダーが走りに専念できるサポートデバイスを備えています。フレームは新設計のアルミキャストツインスパーフレーム。フレーム各部の肉厚が自在に調整できるキャスト製法は、理想の剛性バランスを持つフレームを実現しています。フロントフォークは安定して減衰力を発生させるショーワ製BPF(ビッグ・ピストン・フロントフォーク)を採用。リアのショックユニットもフルアジャスタブルで、圧側減衰は高速側/低速側がそれぞれ調整可能な2ウェイアジャスタブルタイプです。フロントブレーキキャリパーにはブレンボ製をチョイスするなど、あらゆる面で抜かりはありません。ストリートスポーツとして最良を目指した1台、それが GSX-R750 なのです。

スズキ GSX-R750のここがポイント!
  • ● 最高出力約150PSを発揮するDOHC水冷4気筒750ccエンジンを搭載
  • ● 2つの出力マップを好みで選択出来るS-DMSを装備
  • ● 最新の高性能フロントフォークBPFが優れた運動性を実現

スズキ GSX-R750のライバルはこれだ!

  • MVアグスタ
    F3

    排気量675ccDOHC並列3気筒の新開発エンジンを搭載するミドルスポーツ。走行中も切り替え可能な4種類の出力モードと、8段階の調整が可能なトラクションコントロールを装備。

  • ドゥカティ
    848EVO

    ネーミングにある「EVO」とは、新型エンジン「848テスタストレッタ・エヴォルツィオーネ」に由来。ピークパワーとレスポンスが向上した新エンジン搭載で増々戦闘力アップ。

  • トライアンフ
    デイトナ675

    2気筒の豊かなトルクと4気筒の高回転性能を併せ持つ、独自の並列3気筒エンジンを搭載するミドルスーパースポーツ。日常使用も可能な扱いやすさと、レースにも使える速さを両立。

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