カワサキ ニンジャ650 バイク購入ガイド

カワサキ ニンジャ650

掲載日:2012年06月20日 記事カテゴリ バイク購入ガイド      件のユーザーレビュー

文/淺倉 恵介

カワサキ ニンジャ650の画像
KAWASAKI Ninja650

新型フレームを採用し軽快なハンドリングはそのままに快適性を向上
スポーツ性とユーティリティの高さを両立したミドルツインスポーツ

Ninja650 はパラレルツインエンジンを搭載し、フルカウルを装備するカワサキのミドルツインスポーツです。「Ninja650」は北米市場でのネーミングで、欧州では「ER-6f」と呼ばれています。また、ほぼ同一のエンジンと車体構成を持つネイキッドモデル、ER-6n もラインナップされています。Ninja650 のデビューは2005年、2008年にはフェイスリフトを含むビッグマイナーチェンジを果たしており、2011年発表の現行モデルはフルモデルチェンジが行われた第2世代モデルとなっています。

先代からの最も大きな変更点はシャシーで、従来はトレリス形状だったフレームから、2本のパイプを平行配置してツインスパー的形状を持たせたダブルパイプペリメタースタイルフレームに変更しています。軽快で扱いやすいハンドリング特性はそのままに、快適性と乗り心地を向上。足着き性も良くなっており、Ninja650 のフレンドリーなキャラクターをよりいっそう高めているのです。また、スイングアームもメインフレームと同様にダブルパイプデザインを採用しています。

ミドルクラスではツインエンジン搭載のスポーツモデルをラインナップするのがカワサキの伝統とされてきましたが、Ninja650 のエンジンは従来モデルからの発展型ではなく、初代 Ninja650 のデビューに合わせて作られた完全新設計エンジンです。以前はセンターカムチェーン方式を採用していましたが、Ninja650 からはサイドカムチェーンを採用しています。総排気量は 649cc、180度クランクを採用しており、ツインとはいえ高回転型なところが「走りのカワサキ」らしさを感じさせます。現行モデルのエンジンも基本は先代モデルから引き継いでいますが、細部を熟成し、低中速トルクを増大。日常使用での扱いやすさを向上させています。

特徴的なアッパーカウルのデザインは Ninja1000 を思わせるシャープでスパルタンなもの。スクリーンは3段階 60mm の範囲で高さ調整が可能で、高い防風性能を持っています。ハンドル位置も高めで、ポジションはアップライト。新型フレームの採用で、車体がよりスリムになったこともあり、取り回し性はかなり良好です。ABS 仕様車も選択可能で、安全性にも抜かりはありません。手頃感のあるコンパクトな車体に必要充分な力を持ち、扱いやすい特性のエンジン、そして居住性の高いフルカウルなど、Ninja650 は全てが「丁度良い」バイクです。これほど楽しく、使い勝手の良いバイクはなかなかありません。お薦めの1台です。

カワサキ ニンジャ650のここがポイント!
  • ● 新型フレームの採用で車体をよりスリム化して取り回し性を向上
  • ● スクリーンは高さ可変式でウインドプロテクションをアップ
  • ● 熟成の進んだパラレルツインエンジンは中低速トルク向上で扱いやすい

カワサキ ニンジャ650のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    NC700X

    同時開発された兄弟車とエンジン・車体の基本コンポーネンツを共有することで低価格を実現したホンダの世界戦略車。750ccパラレルツインエンジンを搭載する。

  • スズキ
    グラディウス

    排気量650ccのVツインエンジンを搭載するミドルネイキッド。日常使用からツーリング、ワインディングでのスポーツランまで幅広く楽しめる汎用性の高い1台。

  • BMW Motorrad
    F800ST

    F800シリーズのフルカウルモデル。800ccパラレルツインエンジンを搭載し、ドライブトレインはベルトドライブを採用。ツアラー的性格で、ユーティリティは高い。

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