掲載日:2012年02月01日
バイク購入ガイド


デビューから10年以上を数え、しっかりと熟成された
抜群の快適性を誇る、俊足ロングツアラー
FJR1300 は、ヤマハの本格的ツーリングモデルです。「タンデムライドで10日間 3,000km の走行を快適に行える高次元な走行性を有する、世界最高水準の欧州縦断ツアラー」という開発コンセプトを掲げ、ロングツーリングの本場であるヨーロッパでの使用条件を見据えた作り込みがされています。
水冷4ストロークDOHC4バルブ、排気量 1,298cc エンジンからは 143.5PS の最高出力と 13.7kgf-m の最大トルクが捻出され、走行性能はスポーツモデル顔負けの速さを持っています。ドライブトレインはシャフトドライブを採用し、メンテナンスフリーを実現。大型のカウルは非常に優れたウインドプロテクション効果を発揮し、風圧からライダーを守ってくれます。電動可動式のウインドスクリーンは、走行中でもハンドルスイッチで調整が可能。調整範囲は 130mm と大きく、あらゆる体格のライダーに合わせたセッティングが可能です。また、ハンドルとシートにもポジションのアジャスト機構を装備しているので、ベストなライディングポジションを選ぶことができるのです。安全装備として ABS も標準装備。多機能メーターや、パニアケース装着を前提に設計されたリアフレームなど、ツアラーとしての快適性が追求されています。
FJR1300 には、2012年現在 FJR1300A と FJR1300AS の2つのバリエーションが存在します。FJR1300A はスタンダードモデル。FJR1300AS は YCC-S と名付けられた電子制御クラッチを搭載したセミ・オートマチック車です。YCC-S はシフトチェンジ時にエンジン回転数とスロットル開度を検知し、マシンが自動的にクラッチ操作を行うシステムです。ライダーは任意のギアを選んで走るだけ。発進・停止時にもクラッチ操作は不要です。そもそも FJR1300AS にはクラッチレバー自体が存在しません。シフトチェンジは、一般的なシフトペダルの位置に設けられたフットシフトスイッチと、ハンドルスイッチに装備されているハンドシフトスイッチのどちらかで行います。オートマチック系ミッションを搭載するモーターサイクルは、走行ギアの選択まで自動化しているものが多いのですが、あえてクラッチ操作のみを自動化していることが YCC-S の特徴だといえるでしょう。操作を簡略化して快適性を追求しつつ、シフトチェンジというモーターサイクルを操作する楽しさを残しているのは、走りの喜びにこだわるヤマハらしい選択です。
文/淺倉 恵介
ヤマハ FJR1300 のここがポイント!
●冬場でも寒さ知らずの抜群のウインドプロテクション性能
●電子制御クラッチ YCC-S による快適なクラッチレス走行(FJR1300ASのみ)
●ABS を標準装備するなど安全で快適な走行性能を誇る

ミッションの奇数段、偶数段それぞれに独立したクラッチを装備し、スムーズで駆動力の途切れないシフトチェンジを実現。ミッションはAT/MTの切り替えが可能。
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