掲載日:2019年02月15日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
Z400は、軽量でスリムなトレリス構造の新開発フレームに、同じく新開発の高出力かつ扱いやすい398cc、2気筒を搭載したスーパーネイキッドモデルです。海外向けに販売していたZ300のモデルチェンジ版として昨2018年11月に発表され、導入各国で順次発売という流れになっていましたが、この2019年2月から、いよいよ日本国内でも発売となります。
ダウンドラフト式の吸気レイアウトと大容量エアクリーナーボックスで吸気効率を高めたエンジンは、35kW(48ps)/10,000rpmの最高出力を発生。また、鍛造カムシャフトの採用やギヤ類の肉抜き、クランクの軽量化などによりエンジン重量も抑えています。クラッチは小径化したプレートと剛性を最適化したオペレーションプレートを採用するニューアシスト&スリッパークラッチとなり、従来より20%軽い力で操作できるようになりました。
フレームは先進解析技術により剛性の最適化と大幅な軽量化を行ったほか、エンジン搭載位置も改善してショートホイールベースとロングスイングアーム化を実現。それに加え、小さめのキャスター角を採用することで、より軽快で自然なハンドリングとなりました。フロントのサスペンションには41mm径のフォークを、フロントブレーキには310mm径のセミフローティングペタルディスクを採用。車体重量は166kgと、250ccクラスに匹敵する軽さに仕上がっています。
スタイリングにはZ1000のシャープでアグレッシブなデザイン要素を採り入れたほか、クラウチングフォルムなどを特徴とするZシリーズ共通のSugomiデザインも継承。車体色はキャンディライムグリーン×メタリックスパークブラック、パールスターダストホワイト×メタリックスパークブラックの2種類。車両価格は消費税8%込みで66万7,440円です。