ホンダ ゴールドウイング

掲載日:2018年05月23日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

ホンダ ゴールドウイングの画像
HONDA Gold Wing

走りの高揚感と操る楽しさを求めた
バガースタイルの大型プレミアムツアラー

17年ぶりのフルモデルチェンジで6世代目となった大型プレミアムツアラーのゴールドウイングです。これまでは代を重ねる度に大きく、重くなっていましたが、今回の新型では車体がキュッと引き締まり、大幅な減量にも成功。なお、豪華版の「ゴールドウイング ツアー」がリアトランクや大型スクリーンを採用しているのに対し、この「ゴールドウイング」はサドルバッグのみのラゲッジにショートスクリーンという組み合わせです。黒系色で統一した車体下半分のパーツ類でも差別化が図られています。

車体、エンジンともに新設計ですが、なかでも注目はフロントに採用したダブルウィッシュボーンサスペンションです。これはクッション性能向上や軽快なハンドリング、車体サイズの縮小につながるほか、ストロークを真上方向に設定することでエンジンとのクリアランスを小さくすることが可能です。一方のエンジンも、シリンダーのボア径やピッチ、左右シリンダーのオフセット量を見直すことで前後長を29mmも短縮。結果、エンジンをより前方に移設でき、車体の重量配分や乗車位置を最適な方向へと見直せています。

4バルブ化したシリンダーヘッドにはユニカムバルブトレインを採用、燃焼室形状はペントルーフ型となりました。また、インテークマニホールドの容積低減や吸気ダクトの配置変更により吸気効率もアップ。制御系にはスロットルバイワイヤシステムや、4種類の特性を選べるライディングモードも採用。最高出力は93kW(126ps)/5,500rpm、最大トルクは170Nm(17.3kgm)/4,500rpmへと向上しています。また燃費についても、60km/h定地燃費では前モデルより7km/Lも良い27km/Lとなっています。

そのほかにも坂道発進を補助するヒルスタートアシストやタイヤ空気圧のインジケーター、インフォテイメントにはAppleCarPlayを採用するなど、プレミアムツアラーにふさわしい装備が満載です。車体カラーはマットマジェスティックシルバーメタリック、キャンディーアーダントレッド、パールスタリオンブラウンの3種類。お値段は消費税8%込みで273万2,400円です。

ホンダ ゴールドウイングのここがポイント!
  • ● リアトランクを廃した軽快なスタイリング
  • ● 新採用のダブルウィッシュボーンフロントサス
  • ● 93kW(126ps)の1,833cc水平対向6気筒

ホンダ ゴールドウイングのライバルはこれだ!

  • ハーレーダビッドソン
    ロードグライド

    フレームマウントのカウリングにはLEDのデュアルヘッドライトを採用し、サドルバッグを装備するハーレーのツーリングモデル。299万5,000円(税8%込み)から。

  • BMW
    K1600B

    ローダウン化された車体に、スタイリッシュなケースやショートスクリーンを採用するバガースタイルのツアラー。並列6気筒エンジンを搭載、344万9,000円(税8%込み)。

  • トライアンフ
    ロケットⅢロードスター

    2,294ccの縦置き水冷3気筒を搭載するモンスタークルーザー。2,750回転で221Nmの最大トルクを発生する。リアタイヤのサイズは240/50R16。
     

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