ホンダ CRF1000L アフリカツイン・アドベンチャースポーツ

掲載日:2018年04月27日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

ホンダ CRF1000L アフリカツイン・アドベンチャースポーツの画像
HONDA CRF1000L Africa Twin Adventure Sports

ビッグツインのアドベンチャーモデルに
パリダカイメージのバリエーションが登場

ビッグツイン搭載のアドベンチャー、CRF1000Lアフリカツインが2018年4月にマイナーチェンジを受けましたが、それと同時に新発売となったバリエーションモデルが「CRF1000Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ」です。燃料タンクは容量24Lのビッグタンクを採用、フロントのスクリーンも大型化し、ロングツーリングがさらに快適になりました。ダメージを軽減するフロントサイドパイプや車体下側のスキッドプレートも本格的ですし、サスペンションのストローク量が増えて地上最低高もアップ。オフロードの走破性も大きく向上しました。

シームレス溶接で作られるビッグタンクと、ユーティリティポケットを右側に装備した大型リアカウルは、パリダカールラリーで1986年から1989年まで4年連続優勝を成し遂げたワークスレーサーNXR750のスタイリングを彷彿とさせる造形です。また、車体のカラーリングは1988年発売の初代アフリカツインのカラーをイメージした専用カラー。ちなみに初代のアフリカツインは、前述のNXR750の技術をフィードバックして開発した市販モデルです。

エンジンは998ccの直列2気筒を搭載。オフロード走行から長距離ツーリングまで、幅広い用途で扱いやすく作られています。マイナーチェンジした標準モデルのアフリカツイン同様、スロットルバルブの動きをコンピューターで制御するスロットルバイワイヤを採用。それにともない、走行条件や好みで出力特性を選べるライディングモードセレクト機構を装備。トルクコントロールもセッティング幅の拡大が行われました。そのほか吸排気系の見直しで鼓動感をアップ、キャタライザーを分割化したことでサイレンサーは小型軽量になりました。

変速装置はベーシックなマニュアル式と、クラッチ操作不要のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)の2種類。またそれぞれに、専用サスペンションでシート高を60mmも下げたローダウン仕様(タイプLD)が設定されています。メーカー希望小売価格は、税8%込みでマニュアルモデルが155万1,960円(タイプLDも同価格)、DCT採用車が165万9,960円(タイプLDも同価格)です。

ホンダ CRF1000L アフリカツイン・アドベンチャースポーツのここがポイント!
  • ● 長距離走行に強い容量24Lのビッグタンク
  • ● ダメージを軽減するフロントサイドパイプ
  • ● 60mm低いローダウン仕様をタイプ設定

ホンダ CRF1000L アフリカツイン・アドベンチャースポーツのライバルはこれだ!

  • トライアンフ
    タイガー1200XCA

    最高出力104kW(141ps)の1,215cc並列3気筒を搭載。6種類から選べるライディングモードや、アダプティブコーナーリングライトも採用。273万1,500円(税8%込み)。

  • BMW
    R1200GSアドベンチャー

    30Lの大容量タンクやスポークホイールなど、アドベンチャーを追求した数々の装備を採用。1,169ccの水平対向2気筒は最高出力92kW(125ps)。260万500円(税8%込み)。

  • KTM
    1090アドベンチャーR

    フロント21インチ、リア18インチのスポークホイールを採用したオフロード寄りのアドベンチャーツアラー。エンジンは92kW(125ps)の1,050cc75度Vツイン。

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