ホンダ CRF1000Lアフリカツイン

掲載日:2018年04月20日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

ホンダ CRF1000Lアフリカツインの画像
HONDA CRF1000L Africa Twin

スロットル・バイ・ワイヤを新たに採用
ビッグツインのアドベンチャーモデル

998ccの直列2気筒を搭載し、市街地や高速道路、郊外のワインディングなどはもちろん、未舗装路まで楽しめるアドベンチャースタイルのビッグツアラーです。この2018年4月のマイナーチェンジでは新たにスロットル・バイ・ワイヤシステムを導入。それにともないHondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)のセッティング幅拡大や選択可能なライディングモードの採用が行われました。また、急ブレーキで作動するエマージェンシーストップシグナル、オートキャンセルウインカーなどの機能を追加。リチウムイオンバッテリーの採用や車体各部の見直しで軽量化も図られました。

車体はオフロードでも扱いやすいスリムなデザインです。フロントの倒立フォークはストローク量230mm、リアのアクスルトラベルは220mmと足の長さも確保。排気音とパルス感が冒険心を掻き立てる2気筒エンジンは、マスの集中化と低重心化を追求。ユニカムバルブトレインやクランクケース内蔵オイルタンク式ドライサンプの採用によってコンパクト化も図られ、その結果実現した250mmの地上最低高も走破性を高めています。

変速装置には、クラッチ操作不要のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)も用意。足下での変速操作が可能となるDCTシフトペダルが別売のアクセサリーとして設定されています。一方のマニュアルトランスミッション用としては、クラッチ操作とスロットル操作なしでシフトチェンジができるクイックシフターが別売されています。

車体色はマットバリスティックブラックメタリック、パールグレアホワイト、グランプリレッドの3種類。価格は車体色により異なり、マニュアルトランスミッションのブラックが138万2,400円(税8%込み・以下同)、ホワイトおよびレッドは141万4,800円。DTC採用車はブラックが149万400円、ホワイトおよびレッドは152万2,800円です。

ホンダ CRF1000Lアフリカツインのここがポイント!
  • ● オフロードでも扱いやすいスリムな車体
  • ● オフロードとツーリング性能を両立した水冷直列2気筒
  • ● 新採用のスロットル・バイ・ワイヤシステム

ホンダ CRF1000Lアフリカツインのライバルはこれだ!

  • トライアンフ
    タイガー800XCx

    800ccの並列3気筒を搭載したアドベンチャーバイク。XCxはタイガー800シリーズの中でもオフロード指向のセッティングが施されている。169万9,800円(税8%込み)。

  • BMW
    R1200GS

    オフロードだけでなく都会からワインディングまで快適にクルージングできるトラベルエンデューロ。エンジンは1,169ccの水平対向2気筒。243万500円(税8%込み)。

  • ヤマハ
    XT1200ZEスーパーテネレ

    並列2気筒を搭載するオールラウンダー・アドベンチャーツアラー。燃料タンク容量は23L。クルーズコントロールやグリップウォーマーも装備。176万400円(税8%込み)。

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