スズキ ジクサー

掲載日:2017年03月01日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

スズキ ジクサーの画像
SUZUKI GIXXER

高速道路も走れる154ccの軽二輪ネイキッド
日本仕様はインジェクションやリアディスクも採用

インド市場のフラッグシップモデルとして2014年から生産されてきたスズキのジクサーが、2017年1月より日本向けにも発売となりました。ジクサーは排気量154ccのロードスポーツバイクです。ヘッドライトからタンクにかけての一体感や、ボリュームのあるタンクとスリムなシートで抑揚をつけた車体デザインなど、同社の大型バイクにも通じるスポーティなスタイリングを持っています。

ジクサーの製造はインドの現地法人、スズキ・モーターサイクル・インディア社で行われています。インド国内向けのほか、従来よりアジアや中南米を中心とする各国にも輸出され好評を得ていました。そして今回、軽二輪市場の新規需要を開拓するためにと、日本にも輸入し販売することになったのです。なお、日本市場への投入に当っては、エンジンの燃料系にインジェクションを採用したり、リアブレーキをディスク式にするなど、いくつもの改良が施されています。

エンジンは空冷4ストロークの単気筒で、最高出力は10kW(14ps)/8,000rpm、最大トルクは14Nm/6,000rpmです。60km/h定地走行時の燃料消費率は58.8km/Lと良好、そのうえ燃料タンク容量は12Lと十分ですので長距離走行も安心です。またエンジン周りでは、スタータークラッチも日本の冬場を想定した仕様へと変更されています。そしてこのコンパクトなエンジンを、軽量で高剛性なフレームに搭載することで装備重量135kgという軽さを実現しました。

フロントフォークはインナーチューブ径41mmのテレスコピックタイプ、リアショックには7段階の調整機構付き、リアタイヤは140サイズのラジアルタイヤです。メーターはフルデジタルの多機能タイプで、ギアポジションインジケーターや、任意のエンジン回転数でランプが点灯するRPMインジケーターも装備。車体カラーはブルーおよびブラックの単色2種類とブラック/レッドのツートーン1種類の計3タイプをラインナップ。車両価格は単色が税8%込みで31万6440円、ツートーンは32万1840円。

スズキ ジクサーのここがポイント!
  • ● ボリューム感のあるスポーティなスタイル
  • ● インジェクション採用の154ccエンジン
  • ● 装備重量135kgの軽量で扱いやすい車体

スズキ ジクサーのライバルはこれだ!

  • KTM
    200 DUKE

    水冷DOHCの4バルブ単気筒を搭載するネイキッドバイク。フロントフォークは倒立式、排気量は200ccで、最高出力は19kW(26ps)とパワフル。価格は税8%込みで54万5000円。

  • ホンダ
    CB190R

    184cc空冷単気筒を搭載した中国生産のスモールネイキッド。メーターはLCDのデジタル式、ヘッドライトやウインカー、テールランプにはLEDを採用。最高出力は16ps。

  • カワサキ
    Z125PRO

    よりコンパクトで維持費の安い125クラスと比較してみる手もある。例えばミニネイキッドのZ125PROは、空冷124ccで出力は7.1kW(9.7ps)。価格は税8%込みで34万5600円。

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