ホンダ CB1100RS

掲載日:2017年02月24日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山研二

ホンダ CB1100RSの画像
HONDA CB1100RS

新形状のタンクや17インチホイールを採用
軽快でスポーティな乗り味のCB1100RSが登場

2010年登場のベーシックなCB1100に加え、2014年からはワイヤースポークホイールのCB1100EXも展開し、ビッグネイキッドの定番的存在となっていた同シリーズ。2017年1月のマイナーモデルチェンジでは、小ぶりになった新設計マフラーやアシストスリッパークラッチの採用、ABSの標準装備化などが行われ、車両重量も従来モデルより軽くなりました。そのマイナーチェンジと同時に、シリーズに新しく加わったスポーティモデルがCB1100RSです。

CB1100RSは、新型のCB1100EXと同じ形状のフランジレスフューエルタンクを採用しています。立体感のある曲面基調のフォルムに加え、タンク底板を縁取るシーム溶接のフランジをなくすことで、あたかもハンドメイドタンクのような雰囲気を作り出しています。さらにRSでは、2本ラインのタンクグラフィックも採用してスポーティなイメージを演出。アルミ製のサイドカバーは手仕上げでヘアライン加工を表面に施しています。

より軽快なライディングフィールとするために、CB1100RSの車体はCB1100EXよりも前傾させ、キャスター角を27から26度に変更。また前後のホイールを17インチ化することでEXとはまた違ったハンドリングに仕上げています。サスペンションはフロントにショーワのSDBVを採用、インナーチューブ径はEXより2mm太い43mmに、そしてボトム部はツーピースタイプとしています。リアサスペンションもショックはリザーバータンク付き、スイングアームはアルミ製とすることで性能向上を図っています。

CB1100RSは、ヘッドライトとテールランプにはLEDを採用し、トラディショナルなフォルムを守りながらも省電力化や長寿命化を実現。コンパクトでスタイリッシュなウインカーにもLEDを使っています。また樹脂製のフロントフェンダーやラジアルマウントのブレーキキャリパーを組み合わせるなど、車両全体をスポーティな印象に仕上げています。そのほか、ETC車載器やグリップヒーターも標準で装備し、車両価格は消費税8%込みで137万8080円となっています。

ホンダ CB1100RS のここがポイント!
  • ● 手作りのように美しいフランジレスフューエルタンク
  • ● スポーティな走りを実現する前後の17インチホイール
  • ● 走りを意識させる各パーツとエンジンのブラック塗装

ホンダ CB1100RSのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    XJR1300

    1250ccの空冷4気筒を搭載するビッグネイキッド。マフラーにはEXUPを採用し、エンジンは最大出力74kW(100ps)を発生。リアショックはオーリンズ製。税8%込みで111万2400円。

  • トライアンフ
    ストリートツイン

    トルクフルな900cc水冷ツインエンジンを搭載したクラシックルックのスポーツバイク。乗りやすさや、270度クランクの特徴的なサウンドなども魅力。税8%込みで99万9500円。

  • カワサキ
    ZRX1200DAEG

    トラディショナルなスタイルに、最高出力81kW(110ps)の水冷並列4気筒を搭載。前後のサスペンションはフルアジャスタブルタイプを採用する。税8%込みで117万2880円。

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