ホンダ CB650F

掲載日:2014年07月29日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ CB650Fの画像
HONDA CB650F

伸びやかな回転フィールの直列4気筒を搭載
パイプハンドル仕様のネイキッドスポーツ

新開発の648cc直列4気筒エンジンを搭載したミドルネイキッドです。エントリー層からベテラン層まで幅広いライダーに受け入れられるよう、扱いやすい車体サイズ、直列4気筒エンジンらしい伸びやかな回転フィーリングを味わえるバイクを目指し、車体とエンジンのすべてを新しく開発しました。

機能美を追求しながら開発したエンジンは、まずスロットルボディの取り付け角度の最適化や、補機類の効率的なレイアウトでコンパクトサイズにまとめました。また、低中回転域では力強く、高回転では伸びやかなフィーリングに仕上げるため、ボア×ストロークは67×46mmに設定。シリンダーヘッドにはDOHCの4バルブを採用し、カムシャフトは吸排気バルブのオーバーラップを極力減らしたバルブタイミングにしています。さらに、エアファンネルの最小内径を30mmにするなど、6,000から9,000rpmでスムーズに加速するエンジン特性に仕上げています。

シリンダーヘッドからエンジン下側へと続く4本のエキゾーストパイプが露わなのも、カウリングのないネイキッドモデルだからこその魅力です。“横座りよろしく”、綺麗に並んだ配管はまるでホンダ往年の名車CB400Fourのようです。このエキゾーストパイプの長さは4,000rpm以下でのトルクを考慮して設定され、またショートタイプのサイレンサーを車体中央の下側に配置することでマスの集中化も狙っています。もちろん、直列4気筒らしい排気音を追求した設計でもあります。

シュラウドによるボリューム感のあるタンクと、そこから絞り込むようなラインを作るスリムなシート、さらにはV字型のヘッドライトなども手伝い、ネイキッドらしくたくましい、そして軽快感や都会的な印象も感じるスタイリングに仕上がっています。また、バータイプのハンドルが採用され、グリップ位置は兄弟モデルのCBR650Fよりも高めに設定されていることもポイントです。車体カラーはアトモスフィアブルーメタリックとマットガンパウダーブラックメタリックの2種類を用意。車両価格は消費税8%込みで92万3,400円です。

ホンダ CB650F のここがポイント!
  • ● コンパクトでパワフルな設計の4気筒エンジン
  • ● 独特なエキゾーストパイプの造形とショートタイプのマフラー
  • ● 高めのハンドルによるアップライトな乗車姿勢

ホンダ CB650Fのライバルはこれだ!

  • カワサキ
    ER-6n

    ダブルパイプペリメターフレームに649ccの並列2気筒エンジンを搭載したスポーツネイキッド。ストリートファイター風のスタイルや2段構造のヘッドライトも個性的。

  • スズキ
    GSR750ABS

    エッジが効いた斬新なスタイリングのロードスポーツモデル。エンジンはGSX-R750の水冷4気筒をベースに、ストリートで多用する中低速を扱いやすい設定としている。

  • ヤマハ
    XJ6

    600ccの水冷4気筒エンジンをスチール製のダイヤモンドフレームに搭載したベーシックスポーツモデル。シンプルな構成と扱いやすさでライダーの求める走りに応える。

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